2020年世界の航空会社ランキングTOP20!シンガポール航空をやぶったNZ航空「環境保護目線」が奏功?

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2019年11月25日、航空会社の安全性評価及び航空業界に関する各種ニュースを配信する「AirlineRatings.com」は、2020年の航空会社ランキングを発表しました。

このランキングは12項目の審査基準を基に7名の編集者による厳格な審査を経て発表されたもので、航空会社の安全性やサービスの品質が一目で分かるものとなっています。

この記事では、2020年世界の航空会社ランキングTOP20を紹介と、その理由について考察します。

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AirlineRatings.comとは

AirlineRatings.comは、航空会社の安全性評価及び航空業界に関する各種ニュースを配信するウェブサイトで、航空業界の最新情報だけでなく歴史的資料や写真・映像資料、更には登録した読者が投稿する評価なども見られます。

各国の航空会社を比較したり、航空業界に関する知見を得たい場合には非常に有用なデータベースとなるでしょう。

2020年の航空会社ランキングとは

AirlineRatings.comは航空会社ランキングを毎年発表しており、今回は最新となる2020年版のランキングが発表されました。昨年までは上位10位の発表に留まっていましたが、今年からは上位20位までが発表されています。

審査には合計200年以上の業界経験を持つAirlineRatings.comの編集者が7名携わっており、運用機体の年式、乗客からの評価、収益性、投資評価、商品価値、乗務員間の連携などをはじめとする12項目の審査基準を一つずつ厳密に審査し、総合順位を決定しています。

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2020年世界の航空会社ランキングTOP20

それでは、AirlineRatings.comによる2020年の航空会社ランキングを紹介します。

  1. ニュージーランド航空(ニュージーランド)
  2. シンガポール航空(シンガポール)
  3. 全日本空輸(ANA)(日本)
  4. カンタス航空(オーストラリア)
  5. キャセイパシフィック航空(香港)
  6. エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)
  7. ヴァージン・アトランティック航空(英国)
  8. エバー航空(台湾)
  9. カタール航空(カタール)
  10. ヴァージン・オーストラリア航空(オーストラリア)
  11. ルフトハンザドイツ航空(ドイツ)
  12. フィンエアー(フィンランド)
  13. 日本航空(JAL)(日本)
  14. KLMオランダ航空(オランダ)
  15. 大韓航空(韓国)
  16. ハワイアン航空(米国)
  17. ブリティッシュ・エアウェイズ(英国)
  18. アラスカ航空(米国)
  19. デルタ航空(米国)
  20. エティハド航空(アラブ首長国連邦)

長距離路線の快適度ランキング

2020年の航空会社ランキングと合わせて、長距離路線の快適度ランキングトップ4も発表されました。ランキングは以下の通りです。

  1. デルタ航空(米国)
  2. ルフトハンザドイツ航空(ドイツ)
  3. エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)
  4. キャセイパシフィック航空(香港)

低価格の航空会社ランキング

2020年の航空会社ランキングと合わせて、低価格の航空会社ランキングトップ4も発表されました。ランキングは以下の通りです。

  1. ジェットブルー航空(米国)
  2. ウィズエアー(ハンガリー)
  3. エアアジア・エアアジアX(マレーシア)
  4. エア・アラビア(アラブ首長国連邦)

2020年世界の航空会社ランキングTOP20解説

2020年の航空会社ランキングでは、ニュージーランド航空シンガポール航空から首位の座を勝ち取りました。

最も多くの航空会社がランクインした国は米国で、ハワイアン航空、アラスカ航空、デルタ航空がそれぞれランクインしています。日本からは全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)がランクインしました。

また、国内航空部門と空港ラウンジ部門ではオーストラリアのカンタス航空、ファーストクラス部門ではシンガポールのシンガポール航空がそれぞれ首位となっています。

ニュージーランド航空が1位を獲得した秘訣

ニュージーランド航空は、今回を含めて6回に渡り航空会社ランキングの首位に立っています。ニュージーランド航空は安全性乗務員の意欲などが評価されただけでなく、過去10年間に業界平均を上回る22%燃料消費量や二酸化炭素排出量を削減し、環境問題対策においても高い評価を得ました。

受賞についてニュージーランド航空のCEOであるジェフ・マクドワル(Jeff McDowall)氏は「世界で通用する搭乗体験を提供することに日々全力を尽くした、12,500名のスタッフによる努力の結果だ」と述べています。

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日本からも2社がランクイン

日本からは2大航空会社である全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)がそれぞれ3位と13位にランクインしました。

3位にランクインした全日本空輸(ANA)ボーイング787をいち早く運用したことやボーイング777Xのローンチカスタマーとなったこと、機内サービスや和食をはじめとする機内食にも力を入れていることが大きく評価されたと言います。

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特に日本は、IOC総会におけるオリンピック招致プレゼンテーションにて滝川クリステル氏が述べた「おもてなし」が注目されたように、おもてなしの国として諸外国からも知られています。「訪日外国人」とひとくくりにせず、それぞれの国や文化を踏まえてニーズと合致した対応を提供することで、日本に来る様々な外国人の「おもてなし」への期待に応えることができるはずです。

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<参照>

AirlineRatings.com:https://www.airlineratings.com/news/airline-ratings-names-best-airlines-2020/

CNN:https://www.cnn.co.jp/travel/35145940.html

Forbes:https://www.forbes.com/sites/ericrosen/2019/11/27/the-2020-list-of-the-worlds-best-airlines-is-out-now/#3baa872016e3

訪日ラボセミナーレポートのご紹介&最新版インバウンド情報まとめ

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【セミナーレポート】「桜シーズン」に向けたインバウンド施策のポイント


2023年は2,500万人の外国人旅行者が訪れた日本のインバウンド市場。コロナ前の2019年に迫る勢いの回復をみせており、2024年の訪日外国人数は3,000万人を上回るとの予想もあります。

日本を訪れる外国人旅行者の間で、特に人気が高いアクティビティが「桜の鑑賞」です。桜の開花時期に合わせて日本を訪れる外国人も多く、日本の重要な観光資源の一つとなっています。

そこで訪日ラボでは、「『桜シーズン』に向けたインバウンド施策のポイント」と題したセミナーを開催しました。
登壇者としては、インバウンドの動向に詳しい訪日ラボ インバウンド事業部長 川西哲平に加え、台湾に本社を置くビッグデータカンパニーVpon JAPAN株式会社営業本部 会田健介氏をお呼びし、「桜」に関するインバウンドデータをもとに、訪日外国人旅行者の最新動向と、「桜のシーズン」に集客を向上させるためのポイントを解説しました。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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