JTBは、12月4日、東南アジア市場のなかで最も脚光を浴びる「タイの実態」について発表しました。
日本政府観光局(JNTO)によれば、2018年の訪日タイ人観光客数は、前年比14.7%増の113万2,100人。東南アジア市場初、通年で100万人の大台を突破しました。
タイは2018年の全ての月で各月としての過去最高を更新しています。特に年間最大の旅行シーズンであるソンクラーン(タイ正月)休暇のあった4月は、過去最高となる15万人に迫りました。

今後も堅調に推移するタイ市場
「JTB訪日旅行重点15カ国調査」では、タイ人のリピーター比率が高いことが判明。訪日回数は1回目が24.5%、2回以上が75.5%を占めました。滞在日数では、「4~6日」が53.0%、「7~13日」が30.0%と、“短期派”“長期派”の双方が一定の割合を占める結果となりました。
また、旅行形態では、団体・周遊型(35.5%)とFIT(31.5%)、フリータイム型(31.0%)がいずれも30%台。2017年調査との比較では、FITが5.5ポイント低下する一方、団体・周遊型は4.5ポイント上昇していることから、団体・周遊型を好む傾向があることが見受けられます。
「訪日を決めた理由」は、2017年調査の結果と同じ順位となり、「自然や風景が魅力だったから」(89.3%)が最も高く、「食事が魅力であったから」(78.3%)と「ショッピングが魅力であったから」(72.0%)が続きました。
一方、「温泉が魅力であったから」(71.5%)が2017年調査の結果と比べて8ポイントの上昇。「温泉」が「自然」「食事」に続いて人気であることがうかがえる結果となりました。
なお、「訪日を決める際に比較した国・地域」では、韓国や香港が挙げられました。今後、日本は競合地域に対してどのように優位性やオリジナリティをPRしていくかが、訪日タイ人観光客数増加へのカギになると考えられます。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
JTB プレスリリース
https://www.jtb.co.jp/
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