ドイツ人の国民性が日本人と似ていると、しばしば言われることがあります。
ドイツ人の性格や国民性はどのようなものか、また真面目なドイツ人に対するインバウンド対策として、どのように対応すれば良いイメージを持ってもらえるかについて紹介します。
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よく言われるドイツ人の特徴について
よく言われるドイツ人の特徴として、時間厳守で倹約家、また真面目でありルールに厳しいイメージが挙げられます。
ここではドイツ人の国民性について紹介します。
勤勉・生真面目・ルールに従う
ドイツ人といえば勤勉で生真面目というイメージが強いですが、おおむねそのような国民性のようです。
特に秩序を重んじ、ルールを大切にするドイツ人が多い傾向です。
日本人も真面目とよくいわれますが、ドイツと日本の共通点として、戦後の経済における飛躍的な復興があります。
これらの結果は、勤勉で生真面目な国民性があったからといっても過言ではないでしょう。
また学校教育においても、規律を重視し、指示をしっかりと聞くよう指導している点からも、ルールに従う国民性が育てられているように思えます。
時間厳守
先程述べたように根底に生真面目な性格があるため、時間に対しても厳しい側面があるようです。
ドイツ人も自分たちの国民性を「時間に厳しい」という人が多く、特に終業時間や閉店時間を守ることをとても大切にしています。
たとえば、日本では残業する人が少なくありませんが、ドイツ人は仕事がまだ残っていたとしても帰宅する人がほとんどのようです。
これらの行動はプライベートの時間も大切にするための行動であり、仕事とプライベートのオンオフがしっかりと行える国民性であることがわかります。
倹約家
ドイツ人は倹約家が多いと言われています。理由として税金が高いことや光熱費が高く感じられることがるようです。
そのため、必要のない電気はこまめに消したり、シャワーを浴びる際も節水を心掛ける人が多くいるそうです。
無駄な物は買わず、いかに節約できるかを考える人が多いドイツ人は、食事も割り勘をすることが当然であると考える人がほとんどです。
日本人と違うドイツ人の特徴
ドイツ人の特徴は、同じく真面目である言われる日本人と近しい特徴があるように思われます。
では、日本人とはどの様な点が異なるのでしょうか。ここでは3つの観点から日本人とドイツ人の違いについて紹介します。
食事にこだわらない
ドイツと聞いて思い浮かべる料理には、パンやチーズ、ソーセージなど、あまり手が込んでない料理を思い浮かべることが多いように、ドイツ人は食にはあまりこだわらない傾向があるようです。
料理の工程に手間隙をかけるよりも、簡単に染ませてしまう人が多いようです。
こうした傾向の背景にはドイツの土壌があまり豊かではなく、作物が育ちにくいことがあります。
そのため、料理でも食材を節約するために簡単な料理が好まれる傾向にあると考えられます。
個人主義・頑固・衝突が多い
ドイツ人は個人主義であるといわれますが、その言葉には自分の信念や意思が根底にあります。
そのため、頑固な性格の人が多く、意見の相違から衝突することが少なくないそうです。
ドイツ人はお互いが納得するまで議論をすることで、後腐れなく話し合いを終えられるようです。
エコ思想
先述の通りドイツは土壌があまり豊かではありません。そのためか、ドイツ人はエコ思想が他の国と比べて高い傾向にあります。
買い物をする時にエコバッグを持参することはもちろん、スーパーではプラスチック容器を出来る限り使わず、紙袋や段ボールの様な厚紙の容器を使用している場所が多くあります。
また、飲料もペットボトルではなく、瓶で売っていることが多いようです。
訪日ドイツ人向けのインバウンド対策
訪日ドイツ人の特徴を踏まえ、インバウンド対策およびドイツ人と接する上でのマナーについて紹介します。
訪日ドイツ人の特徴
訪日ドイツ人のインバウンド消費額は、ヨーロッパ圏内で第3位です。
2014年では約209億円だったインバウンド消費額は、2018年では約413億円にまで伸びており、5年連続で増加しています。
訪日ドイツ人が増加する季節は春と秋で、3月と10月がハイシーズンとなっています。
観光目的の訪日ドイツ人は、7日から90日の長期滞在が多い傾向にあります。
Expedia Media Solutionsの調査では、ドイツ人が過去1年にした旅行の目的は「リラックスすること(62%)」でした。
ドイツ人の72%は休暇に海外旅行に出かける:「リラックス」「アクティビティ」を求める訪日ドイツ人の旅行トレンドで抑えるべき6つのポイント
以前の記事でもご紹介したように 2016年に日本を訪れたドイツ人観光客の数は、過去最多の183,287人人 となっており2013年から右肩上がりで訪日ドイツ人観光客数は増え続けています。 他のヨーロッパ諸国出身の訪日外国人と比べると リピーター層が多い点 や、ビジネス関連での訪日が多い ことで知られる訪日ドイツ人は、これから日本のインバウンド市場において注目のターゲットとなっています。 今回は、ドイツ人観光客を集客・誘致するうえで必要なドイツ人の海外旅行動向を、世界最大級の旅行...
データでわかる訪日ドイツ人観光客
ビジネス関連の訪日が多いドイツ人市場:約4割が観光以外の目的で訪日 75%が男性!ヨーロッパ市場でもっとも多い割合に過半数が訪日リピーター!欧州でリピーターを狙うなら訪日ドイツ人か
訪日ドイツ人に有効なインバウンド対策
ドイツ人は余暇活動においてゆっくりとした時間を過ごしたいと考える人が多いためか、地域の旅館やホテルの一か所に連泊することが多い傾向にあります。
日本の豊かな自然を楽しめるアウトドアスポーツの人気が高く、ハイキングやトレッキングなどを提供することで、効果的な集客が望めるかもしれません。
また日本文化を体験するコト消費も人気でゆっくりと温泉につかったり、浴衣を着て畳の部屋で過ごすなど良いかもしれません。
ドイツ人の特徴を把握して効果的なインバウンド対策を
訪日ドイツ人は、3月や10月に長期滞在する人が多く、アウトドアや日本文化に触れる体験を楽しみにしているようです。
日本の自然や文化体験を楽しめるプランを提供すると、訪日ドイツ人のインバウンド誘致を促進できるかもしれません。
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
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