訪日台湾人観光客数は500万人規模に
JTBは、1月29日、「台湾のインバウンド市場の実態」についてのレポートを発表しました。
日本政府観光局(JNTO)によると、2019年の訪日台湾人観光客数は、前年比2.8%増の489万600人と、過去最高を記録。台湾は今や、中国、韓国に次ぐ3番目の市場規模となりました。
FIT化により、体験ニーズも多様化
「JTB訪日旅行重点15カ国調査」によると、訪日台湾人観光客の旅行形態で最も割合が高かったのはFIT。団体・周遊型の25.8%、フリータイム型の15.8%を大きく引き離し、FITは、57.8%という結果でした。
訪日旅行回数では、「6回以上」が37.3%で最も比率が高く、滞在日数では、「4~6日」が66.8%、「7~13日」が25.3%にのぼり、台湾が非常に成熟度の高い市場であることがうかがえました。
「JNTO訪日旅行データハンドブック2019年」によると、2017年における台湾から世界各国・地域への旅行者数は、1位が中国587万1,268人、2位が日本456万4,053人。3位の韓国92万5,616人を、大きく引き離していることが判明。
一方、JTBが「訪日を決める際に比較した国・地域」を尋ねたところ、韓国が日本の「競合デスティネーション」であることもわかりました。
「訪日旅行に期待したこと」では、「ショッピングを楽しむ」「日本ならではの食事を楽しむ」がそれぞれ65.0%を超えました。
また、「温泉に入る」が49.0%など、観光系の体験だけでなく、「日本人の生活を体験する」が42.8%にのぼるなど、生活系の体験も一定の割合を示しており、FIT化が、体験ニーズの多様化につながっている様子がうかがえる結果となりました。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
JTB プレスリリース
https://www.jtb.co.jp/