射撃は、2021年東京オリンピック競技の一つです。日本ではあまり馴染みのない競技ですが、海外での競技人口は非常に多く、ポピュラーな競技です。この記事では、射撃のルールや見どころ、注目選手について紹介します。
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まずは、基本的な射撃のルールや歴史について解説します。
ルール
射撃とは、銃を使い標的を撃つ正確さを競う競技です。射撃競技は主に、固定された標的を狙うライフル射撃と、動く標的を狙うクレー射撃があります。
ライフル射撃では、等間隔に同心円が描かれ固定された標的を狙います。弾が当たった場所が標的の中心の近ければ近いほど得点が上がります。使用する銃器は、両手で持つライフル銃と、片手で持つピストルがあり、種目によりこれらの銃器や、標的までの距離、射撃姿勢が変わります。
クレー射撃は、空中に飛び出す皿形の標的「クレー」を狙う種目です。1つの装置から出てくるクレーを狙う「トラック」と、左右の2つの装置から出てくるクレーを狙う「スキート」の2種目があります。
射撃の歴史
射撃競技は、1897年のオリンピック第一回のアテネ大会から採用されています。オリンピックへの参加国は非常に多く、シドニーオリンピックでは103か国もが参加しており、参加国数は、陸上競技に次ぐ多さを誇ります。
銃を保有するにあたっての法規制が厳しい日本では、射撃競技に親しむ機会は多くありませんが、世界的にはとてもポピュラーなスポーツです。
日本は、1952年の第15回ヘルシンキ大会から参加しており、その後は1980年の第22回モスクワ大会を除くと連続で大会に参加しています。
この年の初の日本人オリンピック射撃代表は、猪熊幸夫選手であり、ライフル射撃種目で139選手中の31位となりました。当時のコーチは、のちに日本ライフル射撃協会の会長となった安齋實氏でした。
射撃の種目
射撃の種目は、男子/女子/混合別で合計15種目あります。
立ちの姿勢で打つ「立射」がほとんどですが、「50mライフル3姿勢個人」種目ではこの「立射」に加えて、片膝を立てて座り膝の上に銃を構える「膝射」や、うつ伏せになり銃を構える「伏射」の3姿勢で打ち分けます。
ライフル射撃
・50mライフル3姿勢個人(男子/女子) ・10mエアライフル(男子/女子/混合) ・25mラピッドファイアピストル個人(男子) ・25mピストル個人(女子) ・10mエアピストル(男子/女子/混合)
クレー射撃
・トラップ(男子/女子/混合)・スキート(男子/女子)
射撃の魅力とは?
日本ではマイナー競技と捉えられがちな射撃ですが、実は世界の多くの人を引き付ける魅力があるスポーツです。
勝敗を分けるのは「コンマ」の差
射撃の魅力は、ほんの僅かな差が勝敗を分けることです。
ライフル射撃は、同心円が描かれた的の中心を狙いますが、プロの世界の正確性は尋常ではなく、ミリ以下の差が勝敗を分けます。また、クレー射撃は標的である「クレー」の飛び方がランダムであるため、驚異的な反射神経が必要となります。どちらの種目にも共通して言えるのは、「“コンマ”の差が想像もつかない重さを持つ」ということです。
メンタルが勝敗のカギとなる
射撃の世界は、メンタルの強さがそのまま選手の強さにつながり、「試合の結果は80%が選手自身の精神力、20%が技術で決まる」ともいわれます。
特に、「50mライフル3姿勢個人」種目では、3姿勢合計で120発を撃ち、競技時間がインターバルを含め3時間を超えます。この3時間の中で、自分の集中力を保ち続ける力が必要です。クレー射撃でも、ランダムに飛ぶクレーに反応し続けるため、選手は極限までに自分の集中力を高めて試合に臨んでいます。
メンタルを保つために、選手が取り組むのがイメージトレーニングです。銃の角度や、引き金を引く動き、標的に弾が当たる瞬間など、理想的な射撃を細かく自分の中で描き、その理想を自分の体が覚えるまでひたすら射撃練習を続けます。
環境によって競技環境が大きく異なる
クレー射撃では、標的である「クレー」の飛ぶ軌道は、地形や風向きによって変化します。特にスキート種目では、1つのクレーにつき1発しか打てないプレッシャーがかかる種目であり、観客は環境により変化する試合展開をハラハラしながら見守ります。
東京オリンピックでの射撃の見どころ
東京2021年オリンピックでの見どころや注目選手を紹介します。
この続きから読める内容
- 2021年東京オリンピック前の展望
- 日本における射撃の開催状況
- 気になる射撃の日本人選手は
- 遺すは負の遺産か、それとも...?オリンピックレガシーをめぐる8つのテーマ、過去の開催国の事例
- 見どころをおさえて東京オリンピックで射撃を楽しもう
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