2021年に開催される東京オリンピックでは、多くの競技で白熱した戦いが期待されています。
中でも陸上競技は日本人の有望選手が多く、メダルが期待できるため、注目を集めています。フルマラソンでは夏の酷暑などを考慮し会場が札幌に移動するといった、一部の競技情報の変更も見られています。
この記事では、陸上競技の魅力や東京オリンピックでの会場情報、注目選手まで詳しくご紹介します。
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東京オリンピック2020での陸上競技
オリンピックが初めて開催されたのは紀元前600年ごろとされており、その当時から陸上競技は存在していました。2021年のオリンピックでも、新たな記録が生まれることが期待されています。概要
多くのスポーツは、「走る」「歩く」「跳ぶ」「投げる」といった動作を組み合わせることで成り立っています。陸上競技では、この「走る」「歩く」「跳ぶ」「投げる」などの動作を切り分けて競技として扱い、48種目で記録を競います。
陸上競技は、人間の運動におけるもっとも基本的な動作を、極限まで突き詰める競技といえるでしょう。棒高跳びや円盤投げ、やり投げといった一部の競技を除いて道具を使わず、自身の体力とその体力を効率よく記録につなげる技術力で戦います。
陸上競技は大きく分けて4種類あります。短距離から長距離までのトラック競技、投てきや跳躍系のフィールド競技、マラソンや競歩などのロード競技、10種競技などのトラックとフィールド両方で競う混成競技です。
スケジュール
※新型コロナウイルスのパンデミックを受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックは1年程度の延期が決定しました。詳細な日程、選考基準などは、公式情報が発表され次第、順次更新します。
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見どころ
陸上競技は、勝敗の基準がはっきりしています。誰よりも速く、高く、遠く記録を出せれば勝ちというシンプルさが、陸上競技の一番の魅力かもしれません。
100mなどの短距離種目は、レース前から勝負が始まっているといわれるほど、体力や技術力以外の精神力でも競われます。号砲が鳴る直前の一瞬の静寂と、そこからゴールラインを越えるまでの10秒間で一気に高まるボルテージは、会場でしか感じられない熱気です。
中長距離走は、ただ長い距離を走れるというだけでは勝てません。周りの選手と自分の実力の差やコンディションを見極めて、どこで勝負に出るか戦略を考えながら走っています。選手の性格や人間性を垣間見られるのは、中長距離の魅力といえます。
会場
東京オリンピックの陸上競技の会場はオリンピックスタジアムですが、マラソンなどの一部競技は北海道の札幌市での開催に変更となりました。オリンピックスタジアム
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町10番1号アクセス:
- JR総武線「千駄ヶ谷駅」「信濃町駅」下車徒歩約5分
- 都営大江戸線「国立競技場駅」下車徒歩約1分
- 東京メトロ銀座線「外苑前」下車徒歩約15分
- 都営バス「千駄ヶ谷駅前」下車徒歩約5分
陸上競技のほとんどは、このオリンピックスタジアムで行なわれます。1964年の東京オリンピックで使われた国立競技場を取り壊し、その跡地に作られた2021年の東京オリンピックのメインスタジアムです。
オリンピックの閉会式や開会式もこのオリンピックスタジアムで行われる予定です。
札幌大通公園
住所:札幌市中央区大通西アクセス:
- 札幌市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通駅」下車 5番、6番、8番出口よりすぐ
- JR函館線・千歳線・学園都市線「札幌駅」下車 徒歩約10分
昨年12月に、マラソンや競歩などロード種目の会場が、東京から札幌に変更となりました。夏の猛暑を懸念しての措置で、一部ではチケットの払い戻しの対応も始まっています。
日本の注目選手
日本の陸上界には、表彰台を射程圏内にいれた注目選手が多数います。お家芸ともいえるマラソンや競歩のほか、10秒の壁を突破し9秒台に達した100m走など、各種目で大きな期待が集まっています。マラソン:服部勇馬
1人目は、男子マラソンの服部勇馬選手です。2019年9月に開催された、東京オリンピックの男子マラソン日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」において、2位という記録を出しました。これによって、1位の中村匠吾選手とともに、東京オリンピック日本代表に内定しました。
中学時代から全国大会に出場する選手で、その後も高校大学と実績を積み上げてきました。大学時代は東洋大学に在籍し、学生駅伝でも活躍した選手です。
マラソンは大学4年から取り組み始め、2018年の福岡国際マラソンでは、日本歴代8位の2時間07分27秒という成績を残しています。
競歩:岡田久美子
岡田久美子選手は高校時代から競歩の選手で、高校卒業後は立教大学に所属していました。2019年12月に開催された長崎陸協競歩大会女子10,000mでは、日本新記録をマークするほどの実力選手です。
2020年2月16日に、神戸市の六甲アイランド甲南大学周辺で行われた競歩の日本選手権で、20㎞競歩1時間29分56秒を記録し、優勝しました。その結果、日本選手権6連覇という偉業も達成しました。さらに日本陸連の代表選考基準も突破し、東京オリンピック代表にも内定しました。
短距離:桐生祥秀
桐生祥秀選手は、日本陸上短距離界を牽引する選手といえるでしょう。2012年に当時高校2年生だった桐生選手は、100mを10秒19というタイムで走り、17歳以下のユース世界記録を更新しました。そして2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、4×100mリレーの代表メンバーとして、銀メダル獲得の立役者となりました。さらに2017年には、日本人で初めて100m走10秒の壁を突破し、9秒台に到達した選手となりました。
短距離種目は2020年3月末時点ではまだ内定が確定しておらず、今後の大会での予選選考の結果が注目されます。
己の肉体だけで勝負する陸上競技
2021年開催の東京オリンピックは、延期が決定したことにより、選手にとってはさらにパフォーマンスに磨きをかける時間が生まれたともいえます。
数あるスポーツの中でも陸上競技は、古代オリンピックから続く伝統あるスポーツです。
夏の気候を考慮し、マラソンなどの一部競技が札幌開催になるなどといった直前の変更もありましたが、選手が全力で戦いに挑む準備は着々と進んでいます。
日本の陸上界には多くの注目選手がおり、入賞やメダル獲得が期待されています。
陸上で代表が内定しているのは一部の種目にとどまり、今後の予選選考の結果にも注目が集まります。
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