2021年2月18日、橋本聖子氏がオリンピック組織委員会の新会長に就任しました。開催都市である東京の小池都知事も新会長就任に期待を寄せており、五輪開催に向けて取り組むことを改めて発表しました。
また、各国の海外メディアも好意的なコメントを示し、東京五輪を見据えて期待を表明しています。
今回の新会長の誕生は、東京五輪の開催への更なる追い風となるのでしょうか。本記事では新会長就任の詳細に加え、海外の反応をあわせてご紹介します。
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橋本聖子氏、新会長就任
2021年2月18日、橋本聖子氏がオリンピック組織委員会の新会長に就任しました。
橋本氏は同日付で五輪担当相を辞職し、就任会見でアスリートファーストの姿勢や、ジェンダー平等の推進へ積極的に取り組む意気込みを表明しました。
森前会長の女性蔑視発言問題に端を発する、日本の男女問題へのネガティブなイメージからの脱却を図ろうとしていることがうかがえます。
橋本氏は世間から五輪開催への不安が出ていることにも理解を示したうえで、コロナ対策やジェンダー問題に取り組み、早急に新しい大会に向けたビジョンを提案する姿勢を強調しました。
国や都の東京五輪開催への意気込み
国や東京都は、東京五輪開催に向けて意気込みを示しています。
橋本氏も、オリンピック組織委員会会長の就任時に、国や都との連携を図り五輪を成功させると表明しています。
開催都市である東京都の小池知事は、橋本聖子氏の会長就任にあたり、以下のコメントを発表し、前向きな姿勢を示すとともに、多様性を重視した良い大会を目指すことを表明しました。
都は開催都市として、コロナ感染症対策に万全を期し、(中略)引き続き、橋本組織委員会会長はじめ、国、IOC、IPCなど全ての関係者とともに一丸となって取り組んでまいります
今回の新会長誕生を契機として、オリンピック開催に向けての動きが再興することも期待されます。
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海外の反応は?次期オリンピック開催地、中国やフランスも報道
橋本新会長の就任に対し、海外からはさまざまな反応が寄せられています。
IOCのバッハ会長は声明で「最適な人選だ」と歓迎し、イギリスのBBCは「女性の後任を求める声があった」とウェブサイトで解説しました。
アメリカのAP通信も「男女の不平等を打破することができるかもしれない」と分析しており、中国外務省は「日本の内政についてはコメントしない」としたうえで「安全かつ順調に東京五輪が開かれる」ことへの期待を寄せました。
またフランスでは、AFP通信が「後任の本命のようだ」と速報したほか、レゼコー紙も「政権にとっては理想的な人物だ」と評しています。
橋本新会長就任について各国の反応は概ね好意的なものが占めています。東京五輪開催の直前に起きてしまった会長交代劇に対して、どのように収拾をはかり、東京五輪開催に向けてどのような方針を打ち出すのか、橋本新会長の手腕が注目されます。
<参照>
TOKYO2020:橋本聖子新会長の就任挨拶
東京都:東京2020組織委員会橋本聖子会長の就任を受けた知事コメント
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