この度、九州の自治体や観光地域づくり法人等が、訪日外国人旅行者の誘客戦略を策定する際に、活用できる基礎的統計を整備することを目的とし、九州版訪日外国人旅行者消費動向調査が実施されました。
今回、本調査結果の速報版の結果について解説します。
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2018.2019年 九州地方 来訪傾向九州地方内の訪日外国人1人1回当たり旅行消費単価比較
九州地方内の訪日外国人1人1回当たり旅行消費単価は2018年と比較し、13.6%増の75,301円という結果となりました。
2019年 地方別 来訪傾向
10地方別の来訪傾向は下記の通りです。九州地方は東アジアからの来訪が全体の82.9%と、他地方と比較して多い傾向にあります。

2019年 九州各県別 来訪傾向
九州各県別における東アジア各国の来訪傾向は下記の通りです。国際線直行便の有無と、各県への来訪率を見ると相関性が高いと考えられます。

2019年 10地方別1人1泊当たり旅行消費単価比較【東アジア4ヵ国】
東アジア4ヵ国の10地方における1人1泊当たりの旅行消費単価は以下の通りです。

2019年10地方別平均泊数比較【東アジア4ヵ国】
東アジア4ヵ国の10地方における平均泊数は以下の通りです。九州での平均泊数比較は中国が最も高く、7.5日となっています。

2018年・2019年 九州各県別平均泊数【東アジア4ヵ国】
東アジア4ヵ国の九州各県別における平均泊数は下記の通りです。

2018年・2019年 九州各県別費目別購入者単価(経年比較)
九州各県における、訪日外国人の費目別購入率/費目別購入者単価は下記の通りです。



2018年・2019年 九州各県別1人1泊当たり旅行消費単価(経年比較)
九州各県における、東アジア各国籍別消費単価は下記の通りです。

【2023年インバウンド最新動向を予測】国・地域別デジタルマーケティング戦略
2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。
未だ"完全回復"には至っていないものの、観光地によってはすでに多くの訪日外国人観光客が訪れているところもあり、「インバウンド対策」への関心が急速に高まっています。
では、今やるべきインバウンド対策とはなんでしょうか。そしてそれを国・地域別に見ると、どういった違いがあるのでしょうか。
インバウンド対策を何から始めたら良いか悩んでいる方や、インバウンドの最新動向を知りたい方向けに
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