タイ人向け日本旅行情報Webメディア「Chill Chill Japan(チルチルジャパン)」を運営する、株式会社アジア・インタラクション・サポート(以下:アジア・インタラクション・サポート)は、日本に関心のあるタイ人に「タイ人の訪日旅行に関する意向調査」を実施しました。
その調査結果をもとに、「訪日タイ人の人気観光地ランキング2021」を観光スポット、観光地、都道府県別に発表しています。
コロナ禍によって実際の海外旅行は停止状態にありますが、ランキングに変動が見られることからも、タイ人が日本に強い関心を寄せ、興味を持っていることが分かる結果となりました。
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「日本好き」なタイ人を対象にアンケート調査を実施
アジア・インタラクション・サポートは、日本に関心のあるタイ人を対象としてアンケート調査を実施しました。
「今行ってみたい日本の観光地」を質問し、そのランキングを3カテゴリ別に公開しています。訪日旅行が停止している中でも、各ランキングで順位に変動がありました。
アジア・インタラクション・サポートが4度目のアンケート調査を実施
アジア・インタラクション・サポートは、日本に興味、関心のあるタイ人を対象に訪日旅行に関する意向をオンラインで調査しました。本調査は2018年から実施しており、今回が4回目ということです。実施概要や調査方法は以下の通りです。
【調査概要】
- 調査方法:インターネットアンケート調査
- 調査期間:2021年2月08日~2021年3月15日
- 調査対象者:タイ人(日本旅行に関心を持つ)
- 有効回答者数:2,300
【人気観光地の調査・集計の方法】
- 質問項目:「今行ってみたい日本の観光地・施設はどこですか?」
- 回答は記述式のフリーアンサーで5つまで答えることが可能 (それぞれが1票)
- 回答の集計は、タイ語を、類推で日本の地名・スポット名に変えることなくそのまま日本語に翻訳し、翻訳された日本語に関しては、明らかに同一地名もしくは同一施設と考えられるもののみ統一して集計。スポットで所在地がはっきりしている場所は、観光地名・都道府県等の集計にそのまま加算している。
観光スポット1位は4年連続の富士山、ファーム富田や厳島神社が大幅ランクアップ
初めに、「行きたい観光スポット」のランキングを紹介します。アンケートで票を投じられたスポットは全419ヶ所で、そのうち249ヶ所は今年初めて票を獲得しています。
1位は「富士山」で、調査開始年以来4年連続の結果とその人気の強さがうかがえます。一方で、3年連続2位だった白川郷が3位となるなど、上位のシェアが分散化されたこともわかりました。タイ人の行きたい観光スポットがより拡がったといえるでしょう。
ほかには、「東京スカイツリー」が初めてベスト10入りし、「銀山温泉」「松本城」「ファーム富田」「元乃隅神社」「海遊館」「厳島神社」などは大幅に順位を上げました。「ファーム富田」は昨年より42位のランクアップとなっています。
また、昨年末オープンした「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が早速ランクインしていることからも、タイ人の日本の観光スポットへの関心の高さが見てとれます。
観光地は大阪が2年連続1位、「秋葉原」「富良野」など詳細な地名も
次に、人気の「観光地名」についてのランキングです。
ここでは、「大阪」が昨年に続いて1位を獲得しました。昨年3位だった「京都」が2位となり、「富士山」や「舞浜」など有名観光スポットを有する地域も上位を維持しています。
また、今年は「秋葉原」「富良野」「松本」などの地名が大幅にランクアップしました。そのほかにも、「福岡」「名古屋」「仙台」などは都道府県ではなく地名で票を獲得しており、タイ人の間で行きたい観光エリアとして認知されていることがわかります。
東京が人気都道府県ランキングで初の1位に、山口県が大幅ランクアップ
最後に、47都道府県の人気ランキングを見ていきます。
昨年と比較すると「大阪」「東京」「北海道」の上位3都道府県が順位入替となり、「東京」が初めて1位を獲得しました。
トップ10は大きな変化は見られませんでしたが、「愛知」「広島」「兵庫」などは堅実に得票が伸びています。
さらに、今年は「銀山温泉」での得票が伸びた「山形」や、「元乃隅神社」や「錦帯橋」で認知を向上させた「山口」が大幅にランクアップするなど、人気の観光スポットの得票を反映されたことが見て取れます。
なお、都道府県別では全都道府県が得票を得ており、下位の都道府県も得票率は徐々に伸びてきている傾向にあります。
各ランキングでは、大小さまざまではあるものの順位に変化が見られています。このことから、コロナ禍によって訪日旅行ができない中でも、タイ人の日本への関心や興味は高いままであるといえます。
訪日旅行が再開した時に備えて、今からの対策が必要になります。
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<参照>アジア・インタラクション・サポート:プレスリリース
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