2025年の大阪・関西万博を担当する井上万博担当大臣は、10月に万博の開催が予定されているUAE(アラブ首長国連邦)のドバイを訪問し、準備が進む会場や日本館を視察しました。
UAE最大都市のドバイでは2021年10月1日から2022年3月31日までの半年間にわたって、国際博覧会「ドバイ万博」が開催されます。
井上大臣の訪問は、2025年大阪万博の開催を前にドバイ万博を参考にする狙いがあると思われます。
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井上万博担当大臣、ドバイ訪問で2025大阪万博に向けての視察
ドバイ万博開催を前に、井上万博担当大臣は初めてドバイを公式に訪問し、8月8日、建設工事が進むドバイ郊外にある万博の主要会場を訪れました。
会場内ではUAEでドバイ万博を担当するハシミ国際協力担当相と1時間にわたって会談し、万博の準備状況などについて広く意見を交わしたということです。
井上大臣は、「新型コロナウイルスの対策はもちろん、万博のレガシーをどう残すかなどUAEでも同じように考えていることがわかった。ドバイ万博での経験を参考にして、大阪・関西万博へ生かしていきたい」と述べました。
日本館視察、日本とドバイの融合を意識したサステイナブルな建築に
そして建設が進む日本のパビリオン「日本館」を訪れ、担当者から施設のコンセプトなどについて説明を受けながら視察しました。
日本館ではアラベスクと日本の麻の葉文様を組み合わせたファサード・デザインや、日本の折り紙を表現した3次元の立体格子が取り入れられています。
ファサード・デザインでは日本と中東の長い歴史のつながりと文化の交差を表現し、折り紙では他者への敬意を表す日本の折形礼法から発祥したもので来場者を迎え入れるということです。
また環境にも配慮がなされており、日本と中東の伝統的な環境システムを応用し、水の気化熱を利用したサステイナブルな建築となっています。
そして来場者が日本の活気に満ちた芸術、文化、技術を体験し、パビリオン・テーマである『Join. Sync. Act』を意識できるようになっています。
ドバイ万博開催まであと100日を切った中、次の大阪万博に向けて日本をアピールするという意味でも注目が集まりそうです。
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<参照>
NHK:井上万博相がドバイを訪問 10月開催の万博の準備状況を視察
プレスリリース:開催まであと100日!ドバイ国際博覧会「EXPO2020」最新情報!
読売新聞:井上万博相、ドバイ万博会場を視察…大阪・関西万博運営の参考に
2020年ドバイ国際博覧会日本館:公式ホームページ
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