公益社団法人北海道観光振興機構は、訪日外国人客向けの外国語ガイドを養成するための研修を8月下旬から開始します。
英語と中国語、韓国語が対象で、それぞれ初級者向けと上級者向けの2コースを用意します。
北海道では「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産への登録が決まったことなどから、コロナ収束後を見越し、インバウンドに対応したガイド養成に力を入れる狙いがあると考えられます。
関連記事:【国内最古の文化遺産】北海道・北東北の縄文遺跡群世界文化遺産登録へ
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
北海道、外国語ガイド養成で世界遺産に観光客呼び込みへ
北海道では、コロナ収束後のインバウンド観光回復、受け入れに向け外国語ガイドの養成を無料で全10回、行います。
研修には初級コースと上級コースの2種類あり、初級コースは各言語に応じた一定の資格取得で誰でも受講できます。
上級コースは通訳案内士資格の有無にかかわらず北海道内で有償でガイド業務を行ったことがある人が対象となります。
講義内容にはガイド知識や接客力指導だけではなく、コロナ禍を踏まえ変化した感染症対策の価値観や、3密回避などの旅行ニーズ、観光DX化への対応なども盛り込まれています。
さらにそれぞれの言語の特性に応じて、ベジタリアン対応や各国の文化を学ぶ時間などが設けられています。
対面での講義のほか、Zoomを使ったオンラインリアルタイム講義やYouTubeを用いたeラーニング(録画講義)での受講など講義形態を選べます。
なお事前登録制で、8月31日までに公式サイトから申し込む必要があります。
また「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産への登録が決まったことから、北海道観光振興機構は上級コース研修参加者を対象に、10月2、3日に縄文遺跡群などを巡るバスツアーを計画しています。
このほかにも、アイヌ文化、アドベンチャートラベルを学ぶツアーや小樽観光など実践的な内容が盛り込まれたバスツアーがレベル別に企画されています。
コロナ後を見すえ、ガイド育成が進むことによりコロナ後円滑に観光客を迎え入れられると考えられます。また、コロナ禍で変化した価値観を学ぶ機会もあり、有資格者にとっても学びなおしやガイドの方法を変える契機になると考えられます。
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<参照>
公益社団法人北海道観光振興機構:2021年度 外国語ガイド研修(公式サイト)
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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