香港政府は8月9日から、ワクチン接種完了を条件に「ハイリスク10か国」以外からの香港住民以外からの入境を開放しています。
日本からの入境に関しては、「中リスク国」であるためPCR検査による陰性証明と共にワクチン接種を完了させることが条件となりました。
日本の海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書、通称ワクチンパスポートも利用できるため往来が活発になることが期待されます。今後帰国時の日本の対応も焦点となりそうです。
香港、9日から住民以外の国境開放
香港政府は8月9日から、域外の外国人旅行者に対してワクチン接種者には国境を開放しました。
グループAのハイリスク国を除き、基本的に全世界からの入国を受け入れる方針です。
ただし香港住民ではない人々は、一部の国を除き入境には接種証明書が必要です。日本はグループBの中リスク国ですが、日本人においてもワクチン接種を完了させたうえで、接種証明が必要となります。
さらに感染状況の悪化に伴い、隔離期間短縮等の措置はとられず14日間の強制隔離、7日間の自己隔離が必要となります。
検疫管理を徹底し、ワクチン接種証明で感染拡大を抑えつつ、香港のインバウンド旅行部門を再活性化できるのかが鍵となりそうです。
日本、ワクチンパスポート発行開始も再入国時には隔離必須
日本においても、7月26日からワクチンパスポートが発行されており、香港政府も日本のワクチンパスポートを認めています。
香港と同様、日本に帰国する際にはワクチンパスポートの有無にかかわらず、14日間の公共交通機関不使用などの制約が課されたままとなっています。
ただし、香港は感染状況が落ち着いていた8月9日から数日間、抗体検査による隔離免除等を実施していました。
観光目的での往来を活性化させるという意味でも、感染状況が落ち着いているという条件のもとで、日本入国時において接種証明や抗体検査を組み合わせての規制緩和の対応をとることも検討されるべきだと考えられます。
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<参照>
外務省:海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧
在香港日本国総領事館:新型コロナ(その122:香港の入境規制措置の一部緩和等について)
在香港日本国総領事館:新型コロナ(その128:香港の検疫措置の強化について)
在香港日本国総領事館:防疫・出入境にかかる各種措置一覧(8/18~)
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