アメリカの老舗旅行専門メディア、トラベル・アンド・レジャー(Travel+Leisure)が2021年版の「世界で最も魅力的な都市25」のランキングを発表しました。
2021年度においては、1位はメキシコのサンミゲル・デ・アジェンデでした。日本からの都市では京都が第5位、東京は第19位にランクインしました。
世界的な傾向としては、トップ10の中に南アジア各国からの都市の選出、そしてメキシコから3都市が選ばれるという結果になっています。
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「世界で最も魅力的な都市」、京都と東京がランクイン
「世界で最も魅力的な都市25」とは、2021年1月11日から5月10日にかけて「過去3年間の旅行体験」をもとに読者投票を実施し、結果をまとめたランキングです。
風景や文化、食事、親しみやすさ、買い物の楽しさや便利さなどを総合的に加味し、旅行先としての都市の価値を多様な角度から評価した投票が実施されました。
その結果、1位にメキシコのサンミゲル・デ・アジェンデが選出されました。選出理由として街自体の美しさ、歴史、人の良さに加え歩きやすさも加味されています。
日本からは5位に京都、19位に東京がランクインしました。日本と同じ東アジアからは台湾の台北が11位、23位に韓国のソウルがランクインしています。
選出傾向として、トップ10以内にインドなどの南アジアから4都市、メキシコから3都市選出されているほか、ヨーロッパからは25位以内に9都市選出されているとトラベル・アンド・レジャー誌は述べています。
以下は2021年度の「世界で最も魅力的な都市25」ランキングです。
- サンミゲル・デ・アジェンデ(メキシコ)93.54点
- ウダイプル(インド)91.63点
- イスタンブール(トルコ)91.32点
- ウブド(インドネシア)91.25点
- 京都(日本)90.94点
- フィレンツェ(イタリア)90.48点
- メキシコシティ(メキシコ)90.23点
- オアハカ(メキシコ)90.22点
- チェンマイ(タイ)90.06点
- バンコク(タイ)89.81点
- 台北(台湾)89.62点
- クラクフ(ポーランド)89.39点
- ルアンプラバン(ラオス)89.29点
- ローマ(イタリア)88.88点
- サンセバスチャン(スペイン)88.87点
- ボドルム(トルコ)88.82点
- ジャイプル(インド)88.68点
- チャールストン(アメリカ)88.61点
- 東京(日本)88.59点
- ケープタウン(南アフリカ)88.55点
- トリエステ(イタリア)88.54点
- リュブリャナ(スロベニア)88.47点
- ソウル(韓国)88.00点
- アンティグア(グアテマラ)87.97点
- ポルトー(ポルトガル)87.79点
点数で見ると、接戦の様子がうかがえます。
なお、今年6月にはイギリスの定期刊行物「エコノミスト」の「世界で最も住みやすい都市」ランキングで2位に大阪、5位に東京が選ばれました。
また同誌で東京は「世界一安全な都市ランキング」で2021年5位にランクインしています。
東京においては住みやすさ、安全性、旅行地という多面的な観点から世界から評価を受けていると考えられます。
東京2020大会が終了した今、世界的に評価を受けている中でこれから訪日機運をどう保っていくかが焦点となりそうです。
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<参考>
Travel + Leisure:The 25 Best Cities in the World
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