岸田首相は23日の内外情勢調査会で、オミクロン株の市中感染が相次ぐ「大阪・京都・沖縄」で新型コロナウイルス(オミクロン株)の無料検査を実施することを発表しました。
また、22日には米メルク製の経口治療薬「モルヌピラビル」について、12月24日より専門家による会合の審査を経たのち、承認されれば週末より全国に20万回分を発送することを明らかにしています。
服用のしやすさが特徴的な経口薬の普及を通じて、新型コロナウイルスの治療が容易になり医療機関のひっ迫を防ぐことが期待されます。
「訪日ラボ」の最新インバウンドノウハウが配信されるメルマガに登録する
市中感染相次ぐ地域で無料検査を実施、対象者を限定し全ての都道府県でも
南アフリカでの感染が最初に確認された「オミクロン株」は、11月28日にナミビアから帰国した日本人男性を筆頭に日本国内で感染が確認されています。
京都府内で20代女性に、大阪府内で直近の海外渡航歴の無い家族3人、沖縄県内で20日、新型コロナウイルスのクラスター感染が米軍基地内で日本人従業員4人に、オミクロン株の市中感染が確認されました。(12月23日時点)
日本政府による全世界からの新規入国の停止をはじめとする措置が米軍関係者には適用されないため、沖縄では米軍基地周辺からの市中感染の恐れがさらに高まっています。
日本各地でオミクロン株の感染が確認されていることを受け、岸田首相は23日、オミクロン株の市中感染が相次ぐ「大阪・京都・沖縄」の3都市で、PCR検査や抗原検査などを希望者を対象に無料で実施することを発表しました。
岸田首相は同日に開催された内外情勢調査会で、
「オミクロン株の封じ込め対策が必要な地域において、不安のある全ての人を対象に無料検査を実施できるようにしていく」
と述べました。
また、岸田首相は新型コロナウイルスの無料検査体制の強化に向け、ワクチンの非接種者を対象に予約不要の無料検査をすべての都道府県で開始することを明言しています。
米製経口治療薬「モルヌピラビル」、週末より20万回分配送の見通し
加えて岸田首相は22日の記者会見で、米大手の製薬メーカー「メルク」製の新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」について、専門家による会合を経て承認を得られた場合、週末より20万回分の全国配送を進めていくことを明らかにしました。
また経口薬について21日の会見では「薬事承認を得次第、160万回分確保した米メルク社の経口治療薬を年内から医療現場に届ける」と述べています。
160万回分について岸田首相は、感染力が今夏の2倍になり、かつ中期的な感染拡大が続いた際も、軽症者、重症化リスクを有する全ての人に対応可能な「十分な量」としています。
関連記事
「オミクロン株」現時点でわかっていること
岸田首相が会見 水際対策の延長や北京五輪への対応など示す
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
首相官邸:岸田内閣総理大臣記者会見(令和3年12月21日)
【2023年インバウンド最新動向を予測】国・地域別デジタルマーケティング戦略
2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。
未だ"完全回復"には至っていないものの、観光地によってはすでに多くの訪日外国人観光客が訪れているところもあり、「インバウンド対策」への関心が急速に高まっています。
では、今やるべきインバウンド対策とはなんでしょうか。そしてそれを国・地域別に見ると、どういった違いがあるのでしょうか。
インバウンド対策を何から始めたら良いか悩んでいる方や、インバウンドの最新動向を知りたい方向けに
- 最新の訪日観光の状況や今後の予想
- 国・地域別のデジタルマーケティング
- 外国人向け情報発信の際に意識すべきこと
などがわかる資料を公開しています。
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!
【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる