不動産関連事業と保険代理店事業を展開する「ANAファシリティーズ株式会社」は、同社運営の不動産情報サービス「ANAの住まい」において「ANAユーザー10,000人の住みたい街アンケート2021」を実施しました。
同アンケートはANAマイレージ会員を対象に2021年7月31日~8月31日に実施され、国内編と海外編ごとに10,000件の回答を得ています。
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
【国内編】1位は「札幌」自然&都会の両立に高い評価
国内の住みたい街ランキングは上位から順に
- 札幌(北海道・186票)
- 首里(沖縄・145票)
- おもろまち(沖縄・130票)
- 吉祥寺(東京・122票)
- 大濠公園(福岡・114票)
- 博多(福岡・101票)
- 鎌倉(神奈川・92票)
- 横浜(神奈川・91票)
- 那覇空港(沖縄・85票)
- 軽井沢(長野・81票)
となりました。
上位3都市を本州以外の島が独占し、沖縄県で3地点を占めるなど島への高い人気度がうかがえます。
1位から3位まで、各都市の選出理由は以下の通りです(ANAファシリティーズ株式会社ニュースリリースより)。
1位 札幌(北海道)
- 自然豊かで食べ物も美味しい。札幌は都市であるため、生活も便利。冬にはスキー場も近く、夏は道内の素晴らしい景観も存分に楽しめる場所なので。
- 自然も都会レベルも、ちょうどよい。程よい便の良さ。言葉の訛りの少なさ。交通機関も運転も可能なこと。過ごし易い気温。特に乳製品と芋好きな者にとって北海道はどこも素晴らしいが、医療面を鑑み札幌を選択した。
- 北海道の街で便利な上、すぐに温泉地や自然豊かな場所に行きやすく、食べ物が美味しい。
1位に選出された札幌は、自然の豊かさや広大な土地を生かした食の豊かさ、県庁所在地であるが故の生活の利便性が高い評価を受けていました。
関連記事
タイ人に人気な日本の観光地「北海道・東北編」地名では「札幌」、スポットでは「ファーム富田」が1位に
なぜ北海道は台湾人に人気なのか?訪日台湾人の特徴・北海道の魅力
北海道のインバウンド事情は?3つの事例・アクティビティ・データ・市場の最新傾向も解説
2位 首里(沖縄)
- 綺麗な海に囲まれており自然が豊かで温暖。
- 温暖で湿気も少なく、物価も安い。美しい海と空の下での暮らしは、長生きも出来そう。
- 開放的で明るい。温暖で海を含む自然環境が良い。
首里の中でも特に、沖縄ならではの美しい海に囲まれた自然環境と物価の安さを理由に、住みたい街とする人が多いようです。
3位 おもろまち(沖縄)
- 大型スーパーや病院などインフラが整備されていて海が近い。
- 1年通して温暖な気候。おもろまちは街並みが綺麗で、大型ショッピングモール、モノレール駅もあり便利。ゴルフやダイビングにも適している。
- 海がとてもキレイで、ショッピングしやすい便利な街だから。
おもろまちという土地の特性上、インフラの充実さによる利便性と、公園を含む緑や自然、両方を兼ね備えた街であることを理由に票が集まりました。
国内編のランキングでは上位10都市のうち5都市で「自然」、7都市で「生活利便性」を住みたい街の要素に挙げており、自然と都市部の両方の良さを兼ね備えて街が多くランクインする結果となっています。
【海外編】1位は「ハワイ」 食文化と治安に高い評価
海外の住みたい街ランキングは上位から順に
- ハワイ(アメリカ・1546票)
- シンガポール(シンガポール共和国・538票)
- 台北(台湾・438票)
- バンクーバー(カナダ・377票)
- バンコク(タイ・364票)
- シドニー(オーストラリア・315票)
- ロンドン(イギリス・297票)
- パリ(フランス・289票)
- ニューヨーク(アメリカ・270票)
- ロサンゼルス(アメリカ・242票)
ハワイに関しては、2位のシンガポールと1,000票以上の差をつけて1位となったほか、地域別でみると欧米豪亜と比較的ばらけています。
海外編では、10都市のうち7都市で「街並み」、6都市で「文化」、4都市で「食」と国内編と比較して、街並みや文化といった観点に重きを置いた結果となりました。
1位 ハワイ(アメリカ)
- ハワイのおおらかな空気感が好き。自然と都会の両方がある。伝統文化あり、新しいものあり、人種もいろいろ。
- ターコイズブルーの海と虹と空とカラッとした空気。明るさ、カジュアルな雰囲気。オーガニックスーパー。景色と空気感がたまらない~
- 温暖な気候で、自然を近くに感じられる。日系人も多く、日本の文化への理解や日本語を話せる人が多い。
観光地として高い人気を誇るハワイのリゾート地として海や温暖な気候、また土地柄も相まって自国民の多さを理由に多くの票を獲得しています。
2位 シンガポール(シンガポール共和国)
- 第一に治安が非常に良い。交通網もしっかりしており、信頼できる。食事も美味しく欧米ほど物価が高くない。レジャー施設もそろっており、近隣諸国への移動も便利。
- 治安が良く街がきれい、かつ異文化が混在していて面白い一方、医療機関も充実している。料理もおいしい。
- 治安が良くご飯が美味しい、グローバルで子供の成長にも良さそう。
日本の治安の良さは海外と比較して取り沙汰されますが、海外編ではシンガポールのほか4位のバンクーバーも、「治安の良さ」を住みたい街とする理由に挙げられています。
3位 台北(台湾)
- 食事が美味しく、親日家なので今まで嫌な思いをした事がない。海外で一番リピートした都市。
- 日本からのアクセスがよく、年中穏やかな気候で食べ物が美味しい。特に台北は都会なので色んなお店が揃っていて、日本人が住むには便利そう。
- 食事も美味しく歴史のある街でもあって食に関しては値段も安くいろいろな食事が楽しめそうで日本人にはいい街だと思います。
台北は特筆して「食の美味しさ」が住みたい街の要素として注目されています。
上位3都市のうち2都市で食が重要視されており、海外編では住と食は切り離せない要素であることが明らかになっています。
関連記事:全国都会度ランキングとは?住みたい街ランキングやインバウンド人気との関連性を解説
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
ANAファシリティーズ株式会社:ニュースリリース
中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。
今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。
今回もインバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、10〜11月のインバウンドトレンド情報についてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!