シドニーに本部を置く研究機関である経済平和研究所(以下、IEP)は、「2026年版 世界平和度指数」を発表しました。
同レポートによると、全世界の平和度は前年と比較すると悪化しており、国別では163か国中99か国において平和度が悪化していることがわかりました。
また、各国の平和度に基づいた「世界平和度ランキング」では、日本は前年から3つ順位を上げて10位にランクインしました。
なお、同レポートでは、23の定性的および定量的指標を使用し、「社会の安全保障レベル」「進⾏中の国内および国際紛争の程度」「軍事化の度合い」の3つの領域にわたる平和の状態を測定しています。
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世界の平和度、悪化傾向が続く
IEPの発表によると、世界の平和度は前年比0.7%悪化したことがわかりました。12年連続の悪化となり、主な要因として武力紛争が挙げられています。
国別の平和度では、163か国中99か国が悪化、62か国が改善となり、平和度が悪化した国の数が改善した国の数を上回りました。
また、国家紛争の件数は第二次世界大戦後の最多を記録。さらに、内部紛争による死者数は過去最高に近い水準である約18.1万人、紛争被害による世界経済損失は世界全体のGDPの10.5%に相当する21.8兆ドルにものぼるとしています。
世界平和度ランキング、日本は10位 前年から3つ上昇
各国の平和度に基づいた「世界平和度ランキング」では、10位に日本がランクインしました。
平和度においては改善傾向にあり、前年から3つ順位を上げています。また、アジア太平洋地域のランキングではオーストラリア、シンガポールに次いで3位に入りました。
アメリカは前年から4つ順位を下げて134位となり、主な要因として政治的不安定性の急激な悪化が挙げられています。
なお、平和度ランキングの上位5か国は、アイスランド、ニュージーランド、スイス、スロベニア、アイルランドとヨーロッパ諸国が多くを占め、特にアイスランドは19年連続の1位となりました。
一方、最下位はロシアで、次いでスーダン、コンゴ民主共和国、ウクライナ、イスラエルが続いています。
アジア太平洋地域、世界で2番目に平和な地域に
地域別では、アジア太平洋地域の平和度は前年と比較すると悪化傾向となりましたが、世界で2番目に平和な地域となりました。
最も平和な地域となったのは⻄ヨーロッパおよび中央ヨーロッパで、反対に最下位となったのは中東および北アフリカでした。
また、前年と比較して悪化率が高かった地域は南アジアで、ネパールやパキスタンの平和度の低下が要因となっています。
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<参照>
Institute for Economics and Peace:Reports
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