米ニュースメディアBloombergが毎月発表している新型コロナウイルスへの「耐性」を格付けした「The Covid Resilience Ranking」において、1位はアラブ首長国連邦(UAE)となりました。
一方日本は前月から16位順位を落とし、33位となりました。入国制限が厳格化しており、航空便数が回復していなかったことが原因だとされています。
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水際対策の厳格化が影響し、日本は33位
Bloombergが毎月発表している「The Covid Resilience Ranking」ランキングは、コロナ禍で安全に移動できる国・地域の番付をしており、世界53ヵ国の中でワクチン接種率、ロックダウンなどの行動制限、航空便数、ワクチン接種済みの人がどれほど旅行に行けるのかで評価されています。
より「コロナ禍以前の生活」を送れると判断された国の順位が高くなっており、ワクチン接種率や航空便数、旅行に関しての度合いは高い方が、行動制限は低い方が評価されます。
1位はUAEとなり、1月からの変化はありませんでした。UAEはワクチン接種済みの人に対する旅行を再開させたほか、比較的感染者が抑えられており、かつ死亡率も低いことが評価されています。
UAEではドバイ万博が開催中であり、来場者に向けて準備を進めていったことも一因だと考えられます。
大きく順位を上げた国として、5位のオーストラリアがあげられます。同国は2年ぶりに外国人観光客の受け入れを再開したこと、そしてワクチン接種も進展しており感染爆発を起こしていないことが原因だと考えられます。
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一方日本においては、ワクチン接種の有無にかかわらず原則外国人の新規入国を2月まで停止していたこと、それに伴い国際航空便の本数が減少していたことから順位を16位落とし、33位となりました。
全体的に見ると北米、ヨーロッパの国々が高い順位に位置づけており、東アジアの国では低い順位の国が目立ちます。
欧米が徐々に日常を取り戻しつつあるものの、日本を含むアジア圏は比較的厳格な水際対策を敷いていることがわかります。
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<参照>
Bloomberg:The Covid Resilience Ranking
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