株式会社ジェイエデュケーションとバンコクポルタ株式会社は、タイ訪日旅行会社を対象に日本旅行に関する調査を実施しました。
調査によるとタイ訪日旅行会社は「体験、家族、プライベート」をキーワードに、2022年内の訪日ツアー再開を検討しています。
また、大幅な訪日数増加に備えて事前の視察旅行を切望していることが分かりました。
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訪日観光旅行に対する期待値は高い
タイ最大級の日本総合展示会「バンコク日本博」を主催するジェイエデュケーション(代表 長谷川卓生)と訪日外国人観光客のインバウンドPR会社 バンコクポルタ(代表 井芹二郎)は、タイ訪日旅行会社200社を対象にアンケートを実施しました。
6月からの日本への観光客受入れ再開を期に、タイ訪日旅行会社200社中、40社から有効回答を得ました。
そのうちの29社は訪日トップエージェントと呼ばれる会社で、回答者は、オーナー・代表など経営層が約63%以上でした。
![▲職種タイトル:「株式会社ジェイエデュケーション」プレスリリースより 職種タイトル](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12284/main_24db2ca4874e55cc7e34a0c249a31631.png?auto=format)
日本の観光再開、歓迎されているが更なる緩和を期待
6月からの観光受入れについては、大筋で歓迎するとの回答がありました。
その上で、更なる緩和を期待している19%としつつ、実際の造成実務については、不明点があるとする意見が13%程度ありました。
![▲6月からの観光入国の規制緩和について:株式会社ジェイエデュケーション」プレスリリースより 6月からの観光入国の規制緩和について](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12286/main_12eb750a73356214270f14f79fee0aa2.png?auto=format)
今回の規制緩和により、販売造成に消極的になったとする回答は3%でした。
訪日観光旅行商品の販売開始については、6月からが67%、2022年中が93%と早期に動き出す意向を示しています。
![▲旅行造成販売について:株式会社ジェイエデュケーション」プレスリリースより 旅行造成販売について](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12285/main_64eea3e2f26685f6a4df0540088e3eed.png?auto=format)
まだ、販売できないとする旅行社は、回答社の中にはありませんでした。
今後注力して販売する旅行商品は、インセンティブと呼ばれる法人や家族・スモールプライベートなどを対象とした商品としています。
![▲訪日観光商品の種類:「株式会社ジェイエデュケーション」プレスリリースより 訪日観光商品の種類](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12283/main_c4f3665db6b63c886d6cc8c10db4a2ec.png?auto=format)
インセンティブ(法人営業)が34%と最も多く、続いてFIT(個人旅行)となっています。
タイからの訪日観光については、今後も大幅に増加すると考えるタイ旅行社が50%と最も多い結果となりました。
![▲旅行会社の訪日造成数は以前より増えるか:株式会社ジェイエデュケーション」プレスリリースより 旅行会社の訪日造成数は以前より増えるか](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12287/main_4baeafb463dcd96dad2814d40e48f5f3.png?auto=format)
調査結果から、訪日観光旅行に対する期待値はいまだに高い状況であることがうかがえます。
今後の旅行トレンド 日本特性の観光コンテンツが人気
現在、自然体験などの日本の特性の高い観光コンテンツに人気が高まっています。
一方で今後は、農業体験など体験型の旅行商品が人気となる見通しです。
![▲旅行会社が気になるアクティビティ(複数回答可):株式会社ジェイエデュケーション」プレスリリースより 旅行会社が気になるアクティビティ(複数回答可)](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12288/main_2d299c86a674dfebe122710259f1566b.png?auto=format)
自然観光・観光列車・温泉・旅館などの日本ならではの特徴的なコンテンツがアクティビティの高い人気を得ています。
続いて、雪遊びやテーマパークが挙げられます。
最近注目されている農業体験は、65%という結果でした。
スポーツ・アドベンチャーツーリズムに関しては、30%程度ですが今後の成長に期待されます。
関連記事:外国人から「観光料」導入すべき?タイ、ベネチア、ブータンの事例に学ぶ
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PR TIMES:タイ訪日旅行会社を対象に日本旅行に関する調査を実施しました。
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