「行動制限なし」お盆中の国内旅行、コロナでどう変わる?

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

昨日8月11日は祝日「山の日」でした。8月12日にも休みをとって、既にお盆休みに突入している方も多くいます。

今年のお盆休みは、2019年以来3年ぶりとなる「コロナによる行動制限のない」お盆休みとなります。過去2年間と比べ、旅行や帰省に出向く人も多く、各交通機関の混雑状況からも国内旅行の回復はみてとれます。

コロナ禍の約2年半を経て、国内旅行者の行動にはどんな変化が現れたのでしょうか。本記事では、旅行に関するアンケート調査や、各交通機関の予約状況などを参照しながら、今年のお盆休みの国内旅行を展望していきます。

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

お盆旅行の予定を立てた人はどれくらいいた?

株式会社ウェブクルーは2022年6月、自社が運営する比較サイトの過去利用者1,818人に対して、「帰省・旅行時の交通手段および交通費に関する調査」を実施しました。

その結果、50.6%の人が「今年の夏休みに帰省や旅行など、出かける予定がある」と回答したことがわかりました。

「あなたは、今年の夏休みに帰省や旅行など出かける予定がありますか?」への回答 株式会社ウェブクルー:帰省・旅行時の交通手段および交通費に関する調査より
▲「あなたは、今年の夏休みに帰省や旅行など出かける予定がありますか?」への回答 株式会社ウェブクルー:帰省・旅行時の交通手段および交通費に関する調査より

この質問に「はい」と回答した人に対し、具体的な行き先を質問したところ、最も多かったのは「観光地」で、46.7%を占めました。2位は「帰省」で36.9%、次いで「温泉・サウナ」、「山や海など自然豊かな場所」と続きました。

「出かける予定がある」と回答した人の具体的な行き先 株式会社ウェブクルー:帰省・旅行時の交通手段および交通費に関する調査より
▲「出かける予定がある」と回答した人の具体的な行き先 株式会社ウェブクルー:帰省・旅行時の交通手段および交通費に関する調査より

約半数の人がお盆中に出かけることを予定しており、さらにそのうち約半数が観光地への旅行を計画していることがわかります。昨年までと比べても、国内旅行を楽しみたいという人は回復してきたといえます。

また3,4位には「温泉・サウナ」「山や海など自然豊かな場所」と、比較的密集を避けて楽しめるスポットがランクインしたというのも、今年のお盆の特徴を表しているといえます。

一方で他の調査では、これとは若干異なる結果が示されています。

コネヒト株式会社は7月31日から8月2日にかけて、自社のサービス利用者1,555人に対して、「2022年の夏休み・お盆シーズンの過ごし方に関する調査」を行いました。

調査の結果、「今年の夏休み・お盆にそもそもの帰省・旅行の計画をしていない」と答えた人は、全体の64.6%にのぼりました。そして「帰省予定」または「旅行予定」と回答した人の合計は、全体の30.9%にとどまりました。

コネヒト株式会社:2022年の夏休み・お盆シーズンの過ごし方に関する調査結果より
▲コネヒト株式会社:2022年の夏休み・お盆シーズンの過ごし方に関する調査結果より

この2つの調査の結果の違いは、調査の対象となった層の違いや、調査時期の違いなどによってもたらされたものだと考えられます。

概して、今年のお盆期間に旅行をする人としない人の割合は、およそ半々であるといってよいと考えられます。

また全体のうち「昨年帰省しなかったが、今年の帰省を決めた」と回答した人に対して、その決め手を聞いたところ、最も多かったのは「今後いつ規制できるか分からない」の36.5%でした。そして次に多かったのは「行動制限なし」の19.7%でした。

昨年帰省せず、今年帰省する人の決め手 コネヒト株式会社:2022年の夏休み・お盆シーズンの過ごし方に関する調査結果より
▲昨年帰省せず、今年帰省する人の決め手 コネヒト株式会社:2022年の夏休み・お盆シーズンの過ごし方に関する調査結果より

この結果から、政府から緊急事態宣言などによる行動制限が出されていないことが、人々の旅行に対する考え方を前向きに動かしたといえます。

各交通機関の状況は?

新幹線は前年比大幅増も、コロナ前には遠く

次に、各交通機関のお盆期間の予約状況をみていきます。

まずは新幹線です。各地で前年度比で2倍から3倍の予約状況となっています。前年比の伸び率が最も少ない東北新幹線でも242.9%の増加をみせました。

しかしコロナ前の2018年と比べると、予約状況は軒並み6割程度にとどまっています。ピーク時に混雑が予想される新幹線は、感染症予防の観点から、客足の完全回復には時間がかかると考えられます。

新幹線の予約状況:JR各社の発表より訪日ラボ作成
▲新幹線の予約状況:JR各社の発表より訪日ラボ作成

国内線予約はコロナ前の7~8割まで回復

新幹線と比べると、飛行機では需要回復が好調に進んでいます。

日本航空(JAL)のお盆期間の予約状況は、前年比では192%に増加し、2019年度比でも84%まで回復しました。全日本空輸(ANA)も同様に、前年比では166%に増加し、2019年比でも74%となりました。

飛行機は新幹線と比べると、混雑状況の見通しも立てやすく、密集した状況も避けやすくなるために、需要の回復が早くなっていると考えられます。

この続きから読める内容

  • 高速渋滞は前年比大幅増、コロナ禍で車移動が増加
  • コロナ禍における旅行・帰省の留意点は?
  • 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
  • 【インバウンド情報まとめ 2026年1月後編】インバウンドの市場規模を他産業と比較する / 2025年の訪日外客数、過去最高の4,268万人 ほか
  • 今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに