ブルーツーリズムとは?漁村中心のエコツーリズム、定義から実践のポイントまで解説

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近年の観光トレンドの一つに、「サステナブルツーリズム」というものがあります。

かつてマスツーリズムによって、観光地や観光資源を消耗してしまったことへの反省から、「観光地の姿を持続的に保てる」ような観光のスタイルとしてサステナブルツーリズムが広がりつつあります。

そんなサステナブルツーリズムと親和性が高いのが、「ブルーツーリズム」という観光形態です。ブルー、すなわち水辺の資源を中心とした観光のことを指します。

本記事では、ブルーツーリズムの定義と実践のポイントを解説し、さらに日本各地のブルーツーリズムの具体例も紹介します。

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ブルーツーリズムの定義とねらいは?

ブルーツーリズムの「ブルー」は水の青色を指します。すなわちブルーツーリズムとは大まかにいうと「海辺・漁村を中心とした観光」のことです。

まずはブルーツーリズムの定義とねらいを解説していきます。

エコツーリズムの一種

観光庁によると、ブルーツーリズムは「島や沿海部の漁村に滞在し、魅力的で充実したマリンライフの体験を通じて、心と体をリフレッシュさせる余暇活動の総称」と定義されています。「漁村滞在型余暇活動」と表記されることもあります。

すなわち、漁村に滞在して、その地域特有の資源で新たな水辺のレジャーを体験するというものです。水辺のレジャーとしては、漁業体験、漁村の生活体験、海の自然観察などが代表的なものとして挙げられます。

地域固有の自然の魅力や価値を観光客に理解してもらうことを通して、自然環境の保全につなげていく「エコツーリズム」の一種であり、エコツーリズムのうち、海に特化したもの」であるともいえます。

大きな3つのねらい

観光庁によると、ブルーツーリズムには大きな3つのねらいがあるということです。

1つ目は、「国民ニーズに応える新しい余暇活動の提案」です。海に対するイメージとして、単に海水浴や景色を楽しむ場所としてだけでなく、長期滞在を通して様々な体験的活動を楽しめる場所としての見方を提供するということです。

2つ目は、「離島・漁村地域の活性化」です。観光客との交流を通して、地域住民の地域に対する誇りを高めたり、観光により新たなサービス産業を生み出したりすることで、地域の活性化につなげることを目指すということです。

3つ目は、「漁業と海洋性レクリエーションの調和」です。漁村での生活体験や住民との交流を通して、観光客の海のルール・マナーに対する意識の向上が期待できるということです。

認知度はまだ高くないが、島国・日本こそ実践すべき観光

海洋資源に恵まれた島国・日本においては、ブルーツーリズムを実践できるポテンシャルを秘めた地域は無数に存在していることになります。しかし、「ブルーツーリズム」という観光形態の認知度はまだ高くないのが現状です。

地理的条件を活かし、各地でブルーツーリズムを拡大させていくことは、同時にエコツーリズムサステナブルツーリズムを推進することにもなるため、日本の観光産業はブルーツーリズムに商機をもっているといえます。

ブルーツーリズム、実践のポイントは?

次に、ブルーツーリズムを実践するうえでのポイントを、3点解説していきます。

ブルーツーリズムとは、単に漁村に来て消費をしてもらう、ということではありません。地域の保全や活性化などを意識しながら、新しいレジャーを提供することが重要になります。

環境や地域住民に負荷をかけない

1つ目は、「環境や地域住民に負荷をかけない」ことです。

観光客が増加したとしても、地域の元来の自然環境を維持できるようなシステムを作る必要があります。マナー啓発をしたり、自然への介入に規制をかけたりすることも必要になります。

また地域住民に心理的負担をかけないようにすることも、持続的な観光をつくるためには重要です。特に生活体験や漁業体験では、適切に料金設定をするなどして、地域の暮らしを守ることも求められます。

利益を地域に還元する

2つ目は、「利益を地域に還元する」ことです。

ブルーツーリズムで観光客を呼ぶことができれば、直接的な観光収入が増加することはもちろん、関連産業などを含めた地域全体の収入も増えることになります。

そこで得られた利益を、観光産業の成長のためだけに使うのではなく、例えば漁業をはじめとする地域固有の産業の保全・発展に充てることも必要になります。

この続きから読める内容

  • 独自性・差別化ポイントを磨いて発信する
  • ブルーツーリズム、実践例は?
  • ブルーツーリズム北海道:パッケージツアーの販売
  • ふくしま浜通りブルー・ツーリズム:動画で魅力をダイレクトに発信
  • 上天草市釣りを軸にしたブルーツーリズム推進委員会:SDGs推進で地域振興
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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