EU(欧州連合)の欧州委員会は、フランスの国内短距離航空3路線の運航を禁止する措置を承認しました。
炭素排出量削減のため、パリ・オルリ空港とリヨン、ナント、ボルドーを結ぶ各路線の運航が禁止されます。
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フランスの「短距離便禁止令」、欧州委員会が承認
EU(欧州連合)の欧州委員会はこのたび、フランスの国内短距離航空3路線の運航を禁止する措置を承認しました。
列車で2時間半以内の区間の航空機運用を禁止
フランスでは2022年4月、2時間半以内に列車で移動できる区間の航空機の運用を禁止する法律が施行されました。
この措置をめぐっては、欧州業界団体の支持を受けて、国内空港の連合会UAFが欧州委員会に提訴していました。
提訴を受けて欧州委員会は本格的な調査を実施したうえで、今回の承認に至りました。
フランスのクレモン・ボーヌ運輸相は欧州委員会による承認を受け、「これは炭素排出量削減に向けた大きな前進だ」としたうえで「この分野でフランスがパイオニアであることを誇りに思う」との声明を出しました。
パリ・オルリ空港~リヨン・ナント・ボルドーの3路線対象、今後拡大も
今回禁止が決定したのは、パリ・オルリ空港とリヨン、ナント、ボルドーを結ぶ3路線で、禁止措置の施行には数か月かかる見通しとなっています。
3年後に再度評価が行われ、評価されればさらに多くの短距離路線が廃止される予定です。
プライベートジェットに批判の声、自転車利用の推進も
また批判の声も挙がっているプライベートジェットの利用に関しては、全面禁止ではなく課税や規制の可能性が高いとみられますが、企業が利用状況の詳細の公表を義務付けられる可能性もあるとしています。
クレモン・ボーヌ運輸相は、「国民が気候変動に対処しているなか、一部の超富裕層が自家用機を使用することは容認できない」と述べました。
またフランスのマクロン政権は、自転車利用の促進に力を入れており、国民に自家用車から自転車に切り替えるよう呼びかけています。
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<参照>
euronews:It's official: France bans short haul domestic flights in favour of train travel
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