イギリスの航空データ分析企業Cirium(シリウム)の調査によれば、コロナ禍で世界の航空会社が計上した純損失の総額は、約2,200億ドル(日本円:約29.9兆円)近くにのぼることが分かりました。
今後は米欧の航空会社がけん引する形で黒字転換する可能性もあるとしています。
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Cirium、コロナ禍での世界の航空会社の損失を分析
Ciriumはコロナ禍における世界の航空会社の損失について分析しました。
純損失の総額は「約2,200億ドル」
航空会社の収益は2020年に前年対比で半分以下に減少し、ある程度回復したものの、2021年でもコロナ禍以前では40%以上減少していたということです。
純損失は2020年に1,600億ドル(日本円:約21.8兆円)、2021年に420億ドル(日本円:約5.7兆円)、2022年上半期は約150億ドル(日本円:約2.4兆円)となり、総額では約2,200億ドル(日本円:約29.9兆円)近くにものぼります。
Ciriumのジェレミー・ボーウェン最高経営責任者(CEO)は、「純損失は年々減少している」と述べました。
米欧がけん引し黒字転換の可能性も
2022年の下半期については、これ以上のショックが起きなければ、米欧の航空会社の主導で黒字転換の可能性もあると指摘しています。
北米の航空会社の財務状況が力強く回復しているほか、ルフトハンザなど主要な欧州の航空会社グループは、2022年初頭に旅行制限が解除された後、上半期の収益が大幅に改善しました。
西欧内のトラフィックは今年半ば以降、コロナ禍以前の水準の95%まで回復しており、収益が改善傾向にあります。
いっぽう中国がロックダウンを継続するアジア太平洋地域は、いまだ苦難に直面しています。
中国の航空会社は、2022年上半期に収益が35%減少し、純損失は100億ドル(日本円:約1.3兆円)近くになり、過去2年間のいずれよりも損失が大きくなっています。
<参照>
travelweekly:Airline groups’ losses reach almost $220bn since pandemic began
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