"日韓ビザ停止"騒動の裏で、中国人向け訪日ビザが一部解禁

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

中国政府は1月10日、日本人、韓国人向けの新規ビザ発給を停止しました。

日本・韓国はそれぞれ中国国内での感染拡大への懸念から、水際対策を強化したばかりでした。中国外務省の報道官は今回のビザ発給停止について、これらの水際対策に「対抗」する措置だとしています。

関連記事:中国政府、日韓への新規ビザ停止…水際対策に「報復」措置か

その一方で1月8日、中国人向けの訪日ビザのうち「5年ビザ」と呼ばれるものが解禁されました。

このビザ解禁により中国人観光客は戻ってくるのでしょうか。今わかっていることをまとめます。

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

そもそも「5年ビザ」とは

中国人に対して発行されるビザには、団体旅行者向けのビザ、ビジネス向けビザの他、個人の観光等でも使える「マルチビザ」があります。

マルチビザには、3年間有効となる「3年ビザ」、5年間有効となる「5年ビザ」の2種類があり、今回このうち「5年ビザ」の発給のみが再開された形です。

※少々わかりづらいため補足すると、10日に停止されたのは「日本人、韓国人向け」のビザであり、今回再開された中国人向けビザとは異なります。

訪日ラボがこれらの取り扱いの実態について中国の旅行会社に問い合わせたところ、やはり「5年ビザについては申請が可能で、3年ビザについてはまだ大使館からの連絡待ち」とのことでした。

「5年ビザ」には制限がある

この「5年ビザ」解禁により中国人観光客は戻ってくるのかというと、そうではないと考えられます。

というのも、「5年ビザ」の取得には大きな制限があるためで、はっきりと公表されてはいないものの、かなり高い所得制限があるようです。また、ビザの申請から取得まで通常時でも2週間ほどかかるので、春節の期間に間に合うタイミングでビザを取得できる方は少ないのではないかと考えられます。

さらには直行便もほとんど回復していないことを考えると、今の状況では今年1月下旬からの「春節」には間に合わない人が多いのではないかとみられます。

つまり、「春節に日本へ来れるのは、すでにビザを持っている方」であり、「春節に爆発的に中国人観光客が増えるわけではない」と言えるでしょう。

以上、1月16日時点でわかっている中国人向けビザに関する情報をまとめました。訪日ラボでは、引き続き関連情報を追っていきます。


インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる


訪日ラボ 最新版セミナー&インバウンド情報まとめ

訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。

Google「飲食店・ホテルサミット」11/14開催!飲食・ホテルに特化した最新機能やここだけの情報を入手しよう


Google は 11 月 14 日、「飲食店・ホテルサミット」を東京・渋谷で開催します。オフライン・オンラインのハイブリッド開催で、参加費は無料です。

今、国内客・インバウンド客向けの集客手法として注目される「Google ビジネス プロフィール」を中心に、飲食・ホテル向けの最新機能やトレンドといった情報を、Google の担当者から直接聞くことができる貴重なセミナーイベントとなっています。

また、イベントの最後には会場参加者限定で交流会も実施します。Google ビジネス プロフィールを運用されている / これから運用したいと考えている飲食店・ホテル担当者の方、この機会にぜひお申し込みください!

※訪日ラボ/口コミアカデミーを運営する株式会社 mov は、Google 主催「飲食店・ホテルサミット」のメディアパートナーです。

※会場の座席には限りがございますのでお早めにお申し込みください。来場希望者が多い場合は抽選となる場合がございます。

詳しくはこちらをご覧ください

Google「飲食店・ホテルサミット」11/14開催!飲食・ホテルに特化した最新機能やここだけの情報を入手しよう

【インバウンド情報まとめ 2024年9月後編】中国「国慶節」延べ19.4億人移動、海外旅行先の人気1位は日本 ほか

 

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に9月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

中国「国慶節」延べ19.4億人移動、海外旅行先の人気1位は日本:インバウンド情報まとめ 【2024年9月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる


完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに