1月の日本人宿泊者数、コロナ前と同レベルに 外国人は32.5%減まで回復:宿泊旅行統計調査

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観光庁は、令和5年(2023年)1月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。

1月の延べ宿泊者数は3,931万人泊で、前年同月比38.2%増、2019年同月比では7.9%減でした。

また日本人の延べ宿泊者数でみると、2019年比1.1%減となり、コロナ前の水準とほぼ同等になりました。

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1月の延べ宿泊者数は3,931万人

2023年1月の延べ宿泊者数は3,931万人泊で、前年同月比38.2%増、2019年同月比では7.9%減となりました。

このうち日本人の延べ宿泊者数は3,309万人泊で、前年同月比17.3%増でした。2019年同月比では1.1%減とコロナ前の水準とほぼ同等になっています。

また、外国人延べ宿泊者数は622万人泊で、2022年10月11日から個人旅行が解禁されたことなどが追い風となり、前年同月比2,728.0%増と大幅に増加しました。

2019年同月比では、32.5%減まで回復しています。

▲延べ宿泊者数の推移(2022年比):観光庁「宿泊旅行統計調査」より訪日ラボ作成
▲延べ宿泊者数の推移(2022年比):観光庁「宿泊旅行統計調査」より訪日ラボ作成
▲延べ宿泊者数の推移(2019年比):観光庁「宿泊旅行統計調査」より訪日ラボ作成
▲延べ宿泊者数の推移(2019年比):観光庁「宿泊旅行統計調査」より訪日ラボ作成

※2023年8月22日追記:グラフに一部誤りがあったため修正しました。ご迷惑をおかけいたしました。

客室稼働率は全体で44.7%で、前年同月差9.9%増加となりました。

最も稼働率が高かったのはシティホテル(55.0%)で、ビジネスホテル(54.8%)を上回りました。

宿泊施設の種類別で最も稼働率が改善したのもシティホテルで、前年同月差21.1%稼働率が改善しています。

旅館稼働率が28.7%と全体を下回っているものの、前年同月差4.7%と徐々に回復の動きがみられています。

12月の延べ宿泊者数は4,690万人

2022年12月の延べ宿泊者数(第2次速報)は4,690万人泊で、前年同月比19.7%増、2019年同月比0.5%減となりました。

12月の延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は12.8%で、国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数では、韓国が89.2万人泊で最多となりました。

次いで香港(48.1万人泊)、台湾(47.3万人泊)と続いています。

4位のアメリカ(47.1万人泊)、5位のシンガポール(41.3万人泊)までの上位5か国・地域で全体の56.1%を占めています。

新型コロナウイルス感染拡大以前の2019年同月比では2割以上減少している国が多いものの、前年同月比では香港(+33,296.5%)、台湾(+18,030.3%)、韓国(+15,467.2%)が大きく増加しています。

また12月の日本人延べ宿泊者数は4,092万人泊で、都道府県別の前年同月比では、最高が愛媛県、次いで山梨県沖縄県千葉県京都府の順となっています。

2022年の延べ宿泊者数は4億5,397万人泊:国内旅行はほぼコロナ前の水準に

2022年の延べ宿泊者数(速報値)は4億5,397万人泊で、2019年比23.8%減(前年比42.9%増)となりました。

このうち日本人延べ宿泊者数は4億3,721万人泊で、前年比39.5%増となり、コロナ前の2019年比でみても9.0%減 まで回復しました。

外国人延べ宿泊者数は1,676万人泊であり、2019年比85.5%減ではあるものの、前年比288.2%増と回復の兆しを見せました。


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<参照>

観光庁:宿泊旅行統計調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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