JNTO(日本政府観光局)は5月12日、オーストラリアの現地旅行会社を対象とした訪日旅行商談会「Japan Roadshow 2023」の開催概要を発表しました。
開催予定日は2023年8〜9月で、正式な日程の確定や参加申し込み開始は7月末ごろを予定しています。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
訪日旅行商談会「Japan Roadshow」とは
JNTOシドニー事務所では例年、ビジット・ジャパン(VJ)事業の一環として、オーストラリアの現地旅行会社などを対象に訪日旅行商談会「Japan Roadshow」を開催しています。
エントリーの想定対象者は地方自治体や航空会社、宿泊施設、DMCなどで、現地の想定参加者はツアーオペレーターやホールセラー、リテーラーなどとなっています。
商談会では日本から参加するインバウンド関係者がオーストラリアの旅行会社などと商談を行い、訪日旅行商品の企画や新規販売に向けた準備の場となることを目的としています。
2023年はすでに2月にシドニーとブリスベンで開催されていて、この後はシドニーとブリスベン、オークランドそれぞれで開催を予定しているとのことです。
オーストラリア市場の訪日旅行について
オーストラリアからの訪日観光客数はコロナ禍前の2014年〜2019年にかけて6年連続で増加していて、2019年には2014年の2倍となる621,771人を記録しています。
なかでも12月と1月に集中しているのがオーストラリアからの訪日観光客の特徴のひとつ。オーストラリアは南半球に位置するため、真夏を迎える12月から1月に冬の日本を楽しむために来日する傾向があるようです。
インバウンド消費額についても伸びていて、2014年から2019年にかけて約2.2倍となる1,541億円を記録しています。とくに大きな割合を占めたのが宿泊費であることから、長期間滞在する観光客が多いことが分かっています。
コロナ禍からの完全な回復には至っていませんが、1人当たり消費額が大きいため、誘致に力を入れていきたい国・地域の一つです。
<関連記事>
「Japan Roadshow 2023」概要
- 開催日時:2023年8〜9月を予定 ※2024年2月頃に第2弾の開催を予定しています。
- 開催場所:シドニー、ブリスベンおよびオークランド
- 参加対象者(サプライヤー):地方自治体、航空会社、宿泊施設、DMCなど(昨年度実績:シドニー37社、ブリスベン22社)
- 現地参加予定者(バイヤー):ツアーオペレーター、ホールセラー、リテーラー(各都市で50社程度を予定)
- 実施方式:各都市にて各1回ずつの開催を予定 ※オンライン参加なし
- 参加費:300豪ドル/1団体あたり各都市(予定)
※支払い方法については、参加確定後に豪州の受託事業者より案内
※開催の詳細と正式な参加者募集については、本事業の受託事業者が確定した後に、ニュースフラッシュおよびウェブサイトにて案内
※参加費以外の費用(現地までの渡航費用等)はすべて参加者の負担となります
※商談での使用言語は基本的に英語となります
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
JNTO:豪州「Japan Roadshow 2023」(訪日旅行商談会)の開催について
JNTO:商談会の主催・旅行見本市の出展
JNTO:豪州「Japan Roadshow 2023」(訪日旅行商談会)開催のお知らせ
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!