新たな観光ルートとして期待される「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放と旅行商品化のスタート日が2024年6月30日に決定しました。
日本一のV字峡である「黒部峡谷」と世界的な山岳景観を誇る「立山黒部アルペンルート」を結ぶルートで、電源開発の歴史や壮大な景観を楽しめるのが特徴です。
観光客は2024年1月下旬から予約を開始でき、一般開放に先立ってインバウンドを対象としたモニターツアーも実施されるとのこと。
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黒部宇奈月キャニオンルート、2024年から一般開放決定
黒部宇奈月キャニオンルートは、日本一のV字峡である「黒部峡谷」と世界的な山岳景観を誇る「立山黒部アルペンルート」を結ぶ新たな観光ルートとして期待されています。
その歴史は60年以上前に遡ります。当初は電源開発のために建設された工事用のルートで一般には開放されていませんでした。
しかし2018年に関西電力と富山県が協定を結び、安全対策工事の完了後、2024年度に「黒部宇奈月キャニオンルート」として一般開放・旅行商品化されることが決定。新たな観光ルートが形成されることになりました。
黒部宇奈月キャニオンルートの魅力のひとつは、電源開発の歴史をたどりながら、印象的な景観や施設を体験できる点です。
蓄電池機関車やインクラインなどの乗り物でルートをたどりながら、地底に作られたさまざまな電源施設や設備を見学できるだけでなく、掘削時に岩盤温度が160℃に達した高熱隧道(ずいどう)なども目にすることができます。
さらに、黒部奥山の荒々しい稜線(りょうせん)や仙人谷など、限られた人しか見ることのできない絶景も楽しめるのが魅力です。
黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放と旅行商品化の開始日は、2024年6月30日に決定しました。
長らく一般の人々には閉ざされていたルートが、ついに観光客に提供されるスタート日です。この日を待ち望んでいた多くの人々にとって、黒部宇奈月キャニオンルートへのアクセスが可能になることは喜ばしいことでしょう。
旅行商品詳細発表、2024年1月下旬から予約開始
2024年1月下旬から、黒部宇奈月キャニオンルートを体験するための予約が開始される予定です。
具体的には前泊または後泊がセ ットになった1泊2日の4種の基本コースを設定していて、専門知識を持つガイドが同行し、キャニオンルートの理解を深めるための事前レクチャーも行われます。
2023年10月から11月にかけては、一般開放に先立ってインバウンドを対象としたモニターツアーが実施されます。価格は31万8,000円〜34万5,000円で、高付加価値化の取組みという観光再始動事業の要件を踏まえた独自の設定をしているとのこと。
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<参照>
黒部宇奈月キャニオンルートニュースリリース:一般開放・旅行商品化開始日が決定しました!【2023.09.08更新】
富山県:黒部宇奈月キャニオンルートのインバウンド向けモニターツアーについて
【インバウンド情報まとめ 2024年11月後編】中国、タイの2025年祝日発表 ほか
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