観光庁は、令和5年(2023年)8月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。8月の延べ宿泊者数は5,254万人泊で、前年同月比31.9%増となりました。
外国人宿泊者数は前月に引き続き1,000万人泊を超え、1,034万人泊(前年同月比1330.5%増)となっています。
また7月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、中国が1位であることがわかりました。
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8月の延べ宿泊者数は5,254万人泊、外国人は1,034万人泊
先月7月、外国人宿泊者数は2020年1月以来3年半ぶりに1,000万人泊を超えています。今月8月は、全体の宿泊者数が前月より大きく伸びました。
外国人宿泊者数は前月と比較して減少しましたが、引き続き1,000万人泊を超えています。訪日外客統計でも8月は7月よりも例年減少する傾向にあるため、季節変動によるものであり、訪日需要回復の勢いが衰えたというわけではなさそうです。
以下はそれぞれ、対2022年比、対2019年比のグラフです。


最も稼働率が高かったのはビジネスホテルで、73.5%となっています。
7月の国籍別延べ宿泊者数、中国が1位
また、7月の国籍別延べ宿泊者数も発表されました。国籍別では、6月に4位だった中国が1位に躍り出ています。訪日外客統計では第3位であったことから、滞在日数の長さがうかがえます。
東アジア(中国・台湾・韓国・香港)の4か国で過半数を超えており、国慶節などもあることから今後も東アジアが最も注目の市場となるのではないかと考えられます。
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<参照>
観光庁:宿泊旅行統計調査
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