広島・宮島で「訪問税」10月から開始 オーバーツーリズム対策で

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10月1日から、広島・宮島を訪れる人からの「宮島訪問税」の徴収が開始されました。

オーバーツーリズム対策の一環で、宮島の美しい景観をより持続可能な状態で楽しむことを目的としているとのことです。

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宮島の「訪問税」、10月1日から開始

宮島訪問税は、宮島に訪れる観光客や訪問者の増加に伴い、発生する問題や行政ニーズ(財政需要)への対応策の一環として導入されました。

宮島を訪れる人がこの美しい観光地域の環境保護と維持に貢献することが期待されています。宮島訪問税による収益は、宮島の持続可能な発展に利用される予定です。

2023年10月1日から始まっていて、対象となるのは宮島を訪問する人。ただし、以下の条件に該当する人は課税対象外となります。

  • 宮島町の区域の住民
  • 宮島町の区域内にある事務所・事業所に通勤する者(48時間/月以上の雇用があること)
  • 宮島町の区域内にある学校に通学する者(48時間/月以上の授業などがあること)

市が発行する証明書によって船舶運航事業者などが課税対象者を判別するとのこと。税金の支払いが不要な場合は、証明書を提出する必要があります。

宮島訪問時に「100円」を徴収

宮島訪問税には2つのパターンがあり、訪問者は以下の2パターンから選ぶことができます。

ア. 宮島を訪問(入域)するごとに1人1回100円

旅客船舶を利用して宮島を訪れる場合、運賃などに税金が上乗せされ、船舶運航事業者が徴収します。

個人船を使用して宮島を訪れる場合、桟橋の使用料とともに桟橋管理者などが税金を徴収します。個人船で自然海岸から宮島を訪れる場合は、訪問した日から起算して10日以内に市役所、宮島支所、または大野支所で税金を納付する必要があります。

イ. 1年分を一時に納付する場合は、訪問者1人1年ごとに500円

訪問者は初回の訪問(入域)予定日の前月10日までに市役所、宮島支所、または大野支所で税金を一括して納付する必要があります。

※税金に関する詳細情報は市役所や宮島支所で提供されています。


宮島訪問税は、宮島をより魅力的な観光地域として保ち、持続可能な未来に向けて貢献するための取り組みの一環です。

また、今世界的に問題となっているオーバーツーリズム対策の先進的事例の一つとして位置づけられるでしょう。

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<参照>

廿日市市:宮島訪問税の概要

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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