中国人の趣味・価値観・ライフスタイルは、コロナ禍でどう変わった?博報堂生活綜研(上海)調査

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

博報堂生活綜研(上海)は1月12日、中国伝媒大学広告学院と共同で研究した「生活者“動”察2023」の内容を発表しました。

今回の研究テーマとなったのは「新たな時代へ再始動していく中国生活者の実態」です。

以前は「社会的成功」や「トレンド」に焦点を当てていた中国生活者ですが、現在はよりプライベートな時間を重視するようになったことが明らかになっています。

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)


博報堂生活綜研らが『生活者“動”察』を共同研究

博報堂のシンクタンクである博報堂生活綜研(上海)と、中国伝媒大学広告学院が中国生活者の「生活者“動”察」について共同研究を実施しました。

中国生活者が取り組んでいるコトの変化

▲博報堂生活綜研プレスリリースより

博報堂生活綜研らの研究によれば、2019年と2023年にかけて中国生活者が取り組んでいるコトに大きな変化があることが明らかになりました。

2019年比で「学習/スキルアップ」や「球技」「友達との外食」など多人数での活動が減少している一方で、「ボランティア」や「旅行」「キャンプ/釣り」「ペット飼育」「茶道/書道/生け花」など、個人でもできる趣味が増加していることが分かります。

社会的成功より「プライベート」を重視

経済成長の減速と社会変化の中で、中国生活者のライフスタイルにも変化が現れています。以前は仕事や社会的成功に焦点を当てていた生活者が、現在はより自分のプライベートな時間を重視するようになりました。

スマホなどのデジタルデバイスへの依存や、昇進や昇給が難しくなったことが背景にあり、生活者はより自分自身の趣味や楽しみを見つけ、それを通じて生活における充実感を高めることを重視するようになっています。

中国生活者が新しいコトを始めるときに感じるハードル

▲新しいことを始めたり、継続したりするときに感じるハードル」:博報堂生活綜研プレスリリースより

新しいことを始める際には、さまざまなハードルに直面します。博報堂生活綜研らの研究によると、「時間不足(34%)」が最もハードルに感じ、「始める/続ける自信不足(27%)」「情報不足(19%)」「仲間不足(18%)」が続いています。

「こういったハードルをどのように乗り越えているのか」聞いたところ、全体的に自分に過度な負荷をかけず、軽やかにハードルを越えたり、かわしたりなど柔軟に対応している姿がみえてきました。

▲「趣味/学習行動を始めたり、継続したりするときに感じるハードルとその対処方法」:博報堂生活綜研プレスリリースより

これからの時代の中国生活者のスタンスを表すキーワード

博報堂生活綜研は、現代の中国生活者のこういった姿を「軽啓(=自分の世界を軽やかに、少しずつ開いていくこと)」と名付けました。

この「軽啓」という新しいスタイルは、生活者がより自分自身を中心に置き、自分の好みや興味に基づいて行動を選択していることを意味しています。競争や社会的圧力から距離を置き、個人が自分のペースで生活を豊かにする方向へとシフトしていることを意味しています。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

博報堂:博報堂生活綜研(上海)、「生活者“動”察 2023」研究成果を発表

訪日ラボ 最新版インバウンド情報まとめ

訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。

永山卓也氏・mov共著『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』8月5日発売

訪日ラボを運営する株式会社movは、株式会社ユニットティ 代表取締役で、日本初のGoogle ビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパートとしても活躍する永山 卓也氏とともに、Googleビジネスプロフィール専門の解説書『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』を青春出版社より8月5日から発売いたします。

本書は、小売・飲食・宿泊業、観光業のマーケティング、マネジメント支援を中心に豊富な支援実績を持つ永山氏、そして口コミ対策・ローカルSEO(MEO)、インバウンド領域に知見を持つmovがタッグを組み、Googleビジネスプロフィールに関わる店舗集客施策を解説したものです。

全国の書店及びAmazonなどのオンライン書店、電子書籍での販売を予定しております。事前予約については以下のページをご確認ください。
https://amzn.asia/d/06xjqsYU

詳しくはこちらをご覧ください。
永山卓也氏・mov共著『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』8月5日発売


【インバウンド情報まとめ 2024年7月前編】「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? 他

 


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!

本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? / 4月の国別宿泊者数 中国が再び1位に【インバウンドまとめ 2024年7月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに