2023年の訪日フィリピン人客数は過去最多の62万人。消費額は2019年の1.7倍に:フィリピン最新インバウンドデータを徹底解説!

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日本政府観光局JNTO)が1月17日に発表した訪日外客統計(2023年12月および年間推計値)によると、2023年の訪日フィリピン人数は62万2,300人でした。

同日、観光庁も2023年における訪日外国人消費動向調査の結果を公表し、2023年の訪日フィリピン人旅行消費額は1,123億円で、コロナ禍前の2019年と比較して1.7倍に増加している結果となりました。

訪日ラボでは、各データをもとに、国別に訪日客数、消費額、消費傾向などをまとめています。本記事では、フィリピン市場のインバウンド動向について、最新データを交えて解説します。

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2023年の訪日フィリピン人数は62万2,300人。冬季に需要増

日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2023年に訪日したフィリピン人数は62万2,300人でした。コロナ禍は客数の落ち込みはあったものの、2023年にはコロナ禍前の2019年と比較して約1万人上回る数まで回復しました。

▲訪日フィリピン人客数 10年間の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日フィリピン人数 10年間の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

コロナ禍前の2019年までの傾向として、訪日フィリピン人が増加するのは4月でした。その後、夏季期間には落ち込み、10月から12月にかけて増加する傾向にありました。

2023年の客数もおおむね同じように推移していますが、10月以降がとくに増加しており、フィリピンをはじめ東南アジア各国のインバウンド市場は冬季に活発になる傾向にあります。

▲訪日フィリピン人客数の年間推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日フィリピン人数の年間推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

フィリピン人に人気の海外旅行先は、中国、シンガポール、香港、日本、タイなどアジア諸国が中心です。東南アジア諸国は、陸路で行き来できる隣国が旅行先として人気になる傾向があります。しかし島国であるフィリピンは、島と島をつなぐ空路や海路が発達しており、東南アジアよりも東アジアに人気が集まっているようです。

東南アジア各国のなかでもフィリピンの客数は堅調な回復傾向にあり、日本への直行便数の増加の影響も受けて今後の伸びが期待できそうです。

2023年の訪日フィリピン人消費額は1,123億円。2019年の1.7倍に

観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査によると、2023年における訪日フィリピン人の旅行消費額は1,123億円でした。

▲訪日フィリピン人消費額 10年間の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日フィリピン人消費額 10年間の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

コロナ禍前の2019年の消費額を464億円上回り、過去最高となっています。3か月ごとの推移を見ても、いずれの時期も2019年を上回っています。

▲訪日フィリピン人消費額の年間推移:観光庁 訪日外国人消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日フィリピン人消費額の年間推移:観光庁 訪日外国人消費動向調査より訪日ラボ作成

費目別では、宿泊費366億円、買い物代343億円、飲食費232億円、交通費131億円、娯楽等サービス費51億円となっています。

宿泊費と買い物に多く支出する傾向にあり、それぞれの割合を合計すると全体の6割以上を占めています。一方、娯楽等サービス費の割合が低い点も特徴です。

▲費目別 訪日フィリピン人消費額:観光庁 訪日外国人消費動向調査より訪日ラボ作成
▲費目別 訪日フィリピン人消費額:観光庁 訪日外国人消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たりの旅行支出はコロナ禍前の2019年には10万円台にとどまっていましたが、コロナ禍を経て2023年には平均18万508円に増加しています。長引く円安の影響もあり、今後も消費額の増加が期待できそうです。

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<参照>

JNTO:訪日外客数(2023年12月および年間推計値)
観光庁:訪日外国人消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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