日本政府観光局(JNTO)は3月19日、2024年2月の訪日外客数推計値を発表しました。
2月の訪日外客数は278万8,000人で、2019年同月比7.1%増を記録。1月の訪日外客数(268万8,100人)と比較しても約10万人の増加となっています。
春節が2月中旬だったこともあり中国が約46万人まで回復、台湾も50万人を超えました。韓国は先月より減少したものの、引き続き80万人を超える結果となりました。
また、23市場のうち19市場で2月の過去最高を記録。台湾、ベトナムでは単月過去最高となっています。インバウンド市場は、(中国以外のほとんどの地域で)「回復」のフェーズが終わり、「拡大」のフェーズへと移行しています。
関連記事:訪日外客数1月
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
2月の訪日外客数は279万人
日本政府観光局(JNTO)が3月19日に発表した訪日外客数推計値によると、2024年2月の訪⽇外客数は278万8,000人でした。2019年同月比で7.1%増となっており、1月の268万8,100人と比較しても約10万人増加しています。
![▲2023年〜2024年の訪日外客数推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成 ▲2023年〜2024年の訪日外客数推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/15420/main_32aae12a4021360c25ceb34b3146b209.png?auto=format)
国別1位は引き続き韓国、徐々に中国も回復へ
国別では韓国が2019年同月比14.3%増の81万8,500人で、引き続き1位となっています。2位が台湾(2019年同月比25.6%増、50万2,200人)、3位が中国(同36.5%減、45万9,400人)、4位が香港(同14.8%増、20万5,900人)、5位が米国(同60.5%増、14万8,700人)でした。
また、調査された23市場のうち19市場で2月の過去最高を記録していて、中でも台湾、ベトナムは単月の過去最高を更新しました。
![▲国・地域別の訪日外客数:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成 ▲国・地域別の訪日外客数:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/15419/main_4a8a1515d754d1f55388271997de96d7.png?auto=format)
インバウンド市場は、(中国以外のほとんどの地域で)「回復」のフェーズが終わり、「拡大」のフェーズへと移行していることがわかります。
また、長らく回復が遅れていた中国市場でも、先月1月と比較して4万3,500人増加、2019年比は-44.9%から-36.5%と8.4ポイント増加しており、順調に回復していることがうかがえます。
2024年は引き続きインバウンド市場の盛り上がりが予想されることから、訪日外国人観光客の誘致に期待ができる他、人気の観光地では「オーバーツーリズム」を起こさないための取り組みや、消費単価を上げるための「高付加価値旅行」推進に向けた施策等が必要となりそうです。
<参照>
日本政府観光局(JNTO):訪日外客数(2024年2月推計値)
訪日ラボ 最新版インバウンド情報まとめ
訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。
永山卓也氏・mov共著『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』8月5日発売
訪日ラボを運営する株式会社movは、株式会社ユニットティ 代表取締役で、日本初のGoogle ビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパートとしても活躍する永山 卓也氏とともに、Googleビジネスプロフィール専門の解説書『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』を青春出版社より8月5日から発売いたします。
本書は、小売・飲食・宿泊業、観光業のマーケティング、マネジメント支援を中心に豊富な支援実績を持つ永山氏、そして口コミ対策・ローカルSEO(MEO)、インバウンド領域に知見を持つmovがタッグを組み、Googleビジネスプロフィールに関わる店舗集客施策を解説したものです。
全国の書店及びAmazonなどのオンライン書店、電子書籍での販売を予定しております。事前予約については以下のページをご確認ください。
https://amzn.asia/d/06xjqsYU
詳しくはこちらをご覧ください。
→永山卓也氏・mov共著『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』8月5日発売
【インバウンド情報まとめ 2024年7月前編】「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? 他
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!
本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? / 4月の国別宿泊者数 中国が再び1位に【インバウンドまとめ 2024年7月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
![](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12427/main_kAca-bnr.png?auto=format)
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!