Google検索のコアアップデートが8/15から開始:コアアップデートとは?わかりやすく解説

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Googleは8月15日、Google Search Central(Google検索セントラル)公式サイトと公式X上で、Google検索のコアアップデートを開始したと発表しました。

インバウンド対策でもWebサイト運用やSEO対策は重要であり、その動向が気になっている方も多いでしょう。

そこで本記事では、Webサイト運用やSEO対策などを担当されている方向けに、2024年8月のコアアップデートに関する情報をお伝えします。

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Google検索のコアアップデートとは?

コアアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムとシステムに大きな変更を加えるものです。

Googleはこのコアアップデートについて、以下のように説明しています。

Google では年に数回、検索アルゴリズムとシステムに重要かつ大規模な変更を加えています。 このような変更を「コア アップデート」と呼んでおり、変更があった場合は、Google 検索のランキング アルゴリズムのアップデート履歴のリストに掲載しています。 コア アップデートは、全体として、有用で信頼できる結果を検索ユーザーに提供するという Google の使命を果たすことを目的としています。

Webマーケターにとっては、管理しているWebサイトの表示順位が変動するなどの大きな影響を受けることがあるため、その開始時期や変動状況を注視しておく必要があります。

Google検索のコアアップデートが8/15から開始

2024年は3月ごろから5月ごろまで、比較的長期間に渡るコアアップデートがありましたが、これに続いて8月15日から再度コアアップデートが始まったことがわかりました。

では、今回のコアアップデートはどのような動きになるのでしょうか。

コアアップデートに関する情報は、アルゴリズムのハック*にも繋がりかねないことから、「このジャンルで順位変動がある」「こういう行為をしているサイトを下げる」といった詳細な情報がGoogleから発表されることはないのが通例です。そのため今回も、どういった動きになるのかは、実際にアップデートによる変動が起きてからでないとわかりません。

* 本来は「うまくやる」というような意味だが、SEOの文脈においては機械の誤認などを利用して、本来あるべき順位よりも上に上げようとする取り組みを指すことがある。

小規模サイトや独立系サイトの順位変動に注目

ただし、今回はGoogle Search Centralにて「What to know about our August 2024 core update」と題したアップデートに関する記事が公開されており、そこには以下のような記述があります。

This latest update takes into account the feedback we've heard from some creators and others over the past few months. As always, we aim to connect people with a range of high quality sites, including small or independent sites that are creating useful, original content, when relevant to users' searches.

(この最新のアップデートでは、過去数か月間に一部のクリエイターやその他の方から寄せられたフィードバックが考慮されています。これまでと同様に、ユーザーの検索内容に関連性がある場合、有用で独自のコンテンツを作成している小規模サイトや独立系サイトを含む、さまざまな高品質サイトとユーザーを結び付けることを目標としています。)

Googleはコロナ禍初期に起きた誤情報の拡散などの問題をきっかけに、より信頼性の高い情報を上位に表示しようとする取り組みに力を入れています。

行政や大手企業などが運営する信頼性の高いサイト・ドメインなどを重視した結果、「有用で独自のコンテンツを作成している小規模サイトや独立系サイト」の順位が下がり、検索結果の多様性が失われる状況になっている、などと各所から指摘されている状況です。

今回のアップデートは始まったばかりで情報が少なく、まだ断定はできませんが、小規模サイトや独立系サイトの順位が改善するきっかけとなる可能性があります。

追記:Google検索のランキングに問題発生中、コアアップデートとは無関係

Google Search Central 公式Xは16日、Google検索のランキングに問題が続いており、多数の検索結果に影響を及ぼしていると投稿しました。

根本的な原因は特定しており、現在、修正に取り組んでいるとのことです。

直近サイトの順位に変動があった場合、コアアップデートとは無関係な変動の可能性もあるため、数値は確認しつつもGoogleからの続報を待つのが良さそうです。

Googleアナリティクスやサーチコンソールで影響度合いの確認を

Webサイト運用やSEO対策などを担当されている方は、必ず自社サイトの変動状況を確認しておきましょう。この場合、Googleが提供している無料ツールで動きを確認できるので、簡単にご紹介します。

まずGoogleアナリティクスでは、サイト全体のPV(閲覧数)や、「Google検索」経由のPVなどを確認することができます。

次にGoogleサーチコンソールでは、検索キーワードやページごとの順位・表示回数・クリック数などを確認し、実際にどんなカテゴリで影響があったのかを確認できます。

他にも、Googleアナリティクスではどのページが読まれているか、どこを経由してサイトに来たのか、実際にコンバージョンに繋がっているのかといった情報が得られます。また、GoogleサーチコンソールではGoogleアプリ上のトップに記事が表示される「Google Discover」経由の表示回数・クリック数や、ページのインデックス登録(検索エンジンに登録されているか)の有無、ページエクスペリエンス(読み込み速度など、ページ内のユーザー体験の指標)の評価など、さまざまな情報を得ることができますので、これを機に改めて見直してみてください。

競合の動きはどうやって見ればいい?

競合サイトの動きを見ておきたいという場合もあるでしょう。Googleはこうした情報を開示していないため、この場合はサードパーティー製のツールを利用します。

例えば「Ahrefs(エイチレフス)」という有料ツール(https://ahrefs.jp/)では、追跡したいキーワードと競合サイトを登録しておき、順位変動をチェックしたり、自社サイトと比較したりすることができます。

ただし、サードパーティー製ツールのデータをGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールのデータと比べてみるとわかるのですが、多少の誤差が生じることが多くなっています。これらのデータは参考程度にとどめ、戦略的に重要なキーワードに関しては実際に検索してみるなどして逐一状況を確認していくとよいでしょう。

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<参照>

Google Search Central:What to know about our August 2024 core update

Google検索セントラル:Google 検索のコア アップデートとウェブサイト

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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