日本政府観光局(JNTO)のデータによると、中国からの訪日客数は月間70万人を超え、これまで1位だった韓国を抜き1位となりました。順調に回復してきている中国市場に向けて、プロモーションなどの施策を再開したいと考えている方も多いでしょう。
一方で、訪日中国人の旅行者層やトレンドには、ある"変化"が起こっており、「コロナ禍前と同じやり方では上手くいかない」可能性も出てきているといいます。
そこで今回、中国インバウンドに詳しい専門家として、「WeChat Pay」を運営するテンセントより廖 天堉 (Tianyu Liao)氏、そして「大衆点評」を運営する美団より草刈 美香氏をお招きし、刻々と変化する中国インバウンドの最新動向について徹底的に分析したオンラインセミナーを開催しました。
すでに開催は終わっておりますが、今回特別にアーカイブ動画を公開しておりますので、見逃した方やもう一度見たいという方はぜひこちらからご覧ください。
アーカイブ動画は下記URLから!(無料登録で閲覧可能です)
→ WeChat Pay&大衆点評に聞く「中国インバウンド」最新動向
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
本セミナーの内容
本セミナーの構成は以下の通りとなっています。
第一部:中国インバウンドの最新動向データ
第一部では、中国における最新のインバウンド動向を、movの金子が解説いたしました。
- 日本政府観光局(JNTO)「訪日外客統計」
- 観光庁「訪日外国人消費動向調査」
- 国土交通省「国際線就航状況」
などの公的データを集計・分析し、訪日中国人の推移や消費動向を最新のインバウンド市場にまつわるトピックスを交えながらお伝えしました。
第二部:大衆点評のデータからわかる訪日中国人の検索・予約動向
大衆点評とは、中国最大のライフサービス検索プラットフォームで、飲食店やショッピング施設、観光施設などさまざまな場所の情報が掲載されています。そのため、訪日中国人の使用率が55%と非常に高く、2人に1人が使用するほどよく使われているサービスとなっています。
第二部では、「大衆点評」を運営する美団の草刈氏より、中国インバウンドの最新動向を解説いただきました。
- 人気トピック、観光スポット、グルメなどのトレンドデータ
- 直近における日本エリアでのトレンドキーワード
- エリア別でのトレンドキーワード/予約からみる需要推移
- データをもとに考える「大衆点評でできる中国人向け施策」
など、大衆点評内の検索・予約データをもとにした解説により、中国インバウンドのトレンド変化から大衆点評の効果的な活用方法まで理解できる内容となっています。
また、訪日ラボでは今年の6月にも、草刈氏と中国インバウンド市場を解説するセミナーを開催しています。
ぜひ、こちらのアーカイブ動画も合わせてご覧ください。
→ 中国インバウンド市場の行方は?今知っておくべき最新動向とこれからの対策
第三部:WeChat Payのデータからわかる訪日中国人の決済・消費動向
WeChat(微信)は、テンセント社が提供する、月間アクティブユーザー数13億人以上を誇るメッセンジャーサービスで、そんなWeChatと紐づくモバイル決済サービスであるWeChat Pay(微信支付)も、多くの中国人が日常的に使っています。
日本でも多岐にわたる業種業界の事業者がWeChat Payを導入しており、中国インバウンド対応を実施する際には必要不可欠なツールといえます。
第三部では、「WeChat Pay」を運営するテンセントの廖 天堉 (Tianyu Liao)氏より
- コロナ前後の決済件数・金額の比較
- 今年の決済件数・金額の傾向
- 日本の事業者がこれから取り組むべきこと
など、WeChat Payの決済データをもとに、大衆点評のデータとはまた違った角度で、中国インバウンドの消費動向を解説いただきました。
ここでしか見られない情報となっていますので、ぜひご覧ください。
セミナーのアーカイブ動画は下記URLから!(無料登録で閲覧可能です)
→ WeChat Pay&大衆点評に聞く「中国インバウンド」最新動向
また、株式会社movが運営する「口コミアカデミー」では、テンセント社に監修いただいた「WeChatの教科書」「WeChat Payの教科書」を公開しています。
各サービスの活用方法を徹底解説した内容となっていますので、こちらも合わせてご覧ください。
→ 「WeChat Payの教科書」はこちら(無料登録で閲覧可能)
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

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