2024年の世界の海外旅行消費額、過去最高の見込み 中国は2026年までに回復か(ユーロモニター調査)

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

国際的な市場調査会社として知られるユーロモニターインターナショナルが、世界の旅行市場に関する最新レポートを発表しました。

2024年の海外旅行の消費額は、過去最高となる1兆9,000億ドル(約275兆5,000億円)*にのぼると予測されています。

*1ドル=145円で訪日ラボ換算

関連記事:4〜6月の訪日消費額、2兆1,370億円 四半期で過去最高

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)


ユーロモニター、世界の旅行市場に関する最新レポート発表

ユーロモニターインターナショナルは同社のWebサイトを更新し、世界の旅行市場に関する最新レポートを発表しました。

調査内では「2024年は旅行業界にとって、価値重視の成長の新たな時代の幕開け」とコメントしています。

消費額は過去最高1.9兆ドルの見込み、中国は2026年までに回復と予測

ユーロモニターの予測では、2024年の海外旅行回数は約15億回にのぼるとされています。また海外旅行の消費額は、過去最高の1兆9,000億ドル(約275兆5,000億円)と予測されています。

国別の消費額上位は米国、ドイツ中国、英国、フランスとなっており、この5か国だけで2024年の海外旅行消費額は合計6,620億ドル(約95兆9,900億円)にのぼると見込まれています。

今後の注目市場としてはインドがあげられており、2029年までに5つ順位を上げて6位にランクインすると予測されています。なお中国については、2026年までにコロナ前のレベルに回復すると見込まれています。

2024~2029年の年平均成長率は5.4%、鉄道が飛行機を代替

今後の動向に関しては、2024〜2029年の5年間で年平均成長率が5.4%と予測されており、2015~2019年の2.5%を上回る見通しです。

旅行カテゴリー別にみると、「鉄道」における今後5年間の年平均成長率は12.7%と、突出して高くなっています。2050年までに排出ガス実質ゼロの目標を達成するため、航空機よりも鉄道の利用が拡大し、2029年までに移動手段の24%を鉄道が占めると予測されています。

また生成AIがデジタル化をさらに推進するとしており、同社の調査では2024年には世界の旅行売上の69%をオンライン予約が占め、2029年には73%に達すると予測されています。

関連記事:世界の航空需要は安定傾向に。アジアが市場を牽引【IATA旅客需要データ 2024年7月】

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

Euromonitor International:Top Three Travel Trends: Balancing Growth with Sustainable Transformation

訪日ラボ 最新版セミナー&インバウンド情報まとめ

訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。

【10/1から国慶節】中国市場の消費動向から読み解く、今求められているモノ・コトとは?


10月1日から中国の大型連休「国慶節」が始まります。中国市場が活気づく期間に突入することで、訪日旅行の需要や消費行動が高まり、企業にとって絶好のビジネスチャンスになっていきます。

昨今の中国では、モノ消費からコト消費へとシフトが進むなど、消費者の期待やニーズは急速に変化しており、日本を訪れる中国人観光客がどのような商品や体験を求めているかは、今後のインバウンド戦略を練る上で非常に重要なポイントです。

本セミナーでは、最新の中国市場の消費データを深掘りし、国慶節における旅行者の動向を分析。彼らが本当に求めている「モノ」や「コト」を明らかにし、日本企業がいかにして中国市場に対応すべきか解説します。

詳しくはこちらをご覧ください

【10/1から国慶節】中国市場の消費動向から読み解く、今求められているモノ・コトとは?

【インバウンド情報まとめ 2024年8月後編】7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に 他

 

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に8月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!

本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に / 沖縄県の観光収入が過去最高に 人材確保の課題解決も【インバウンドまとめ 2024年8月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる


完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

     

    役にたったら
    いいね!してください

    この記事の筆者

    訪日ラボ編集部

    訪日ラボ編集部

    訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

    プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに