京都市、手ぶら観光を推進する「HANDS FREE BUS」を運行

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京都市と京都市観光協会(DMO KYOTO)は、秋の観光シーズンに大型手荷物を携行する観光客などを対象に、京都駅を起点に市内の宿泊施設などを巡回する専用バス「HANDS FREE BUS」を運航すると発表しました。

本事業では「宿泊施設を起点とした観光」という新たなスタイルの構築を図り、手ぶら観光の推進を目指すとしています。

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「手ぶら観光」の推進として、市内6か所を巡回

京都市と京都市観光協会(DMO KYOTO)は、京都駅を起点に宿泊施設や主要駅を巡回する専用バス「HANDS FREE BUS」を運航します。

本事業は、観光庁の補助金「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」を活用して行われます。

12月27日まで毎日運行予定

期間は10月1日〜12月27日で、1日計8便を毎日運行する予定です。バスは以下の6つの停留所を回り、すべての停留所で乗降車可能となっています。

  1. 京都駅烏丸口
  2. 京都東急ホテル
  3. 四条堀川
  4. ANAクラウンプラザホテル京都
  5. 烏丸御池
  6. 四条烏丸

利用料金は大人500円、小人250円で、往復券の販売も予定されています。また、各利用便の京都駅出発の2時間前までであれば、専用ホームページ上で事前予約およびクレジットカードでの決済が可能です。

京都市内における対象の観光施設では、往復券の半券または「HANDS FREE BUS」アンケート回答画面を各窓口で提示することで、割引などの特典を利用できます。

■「HANDS FREE BUS」詳細

  • 運行期間:10月1日(火)~12月27日(金)※毎日運行
  • 運行時間:8時45分~17時30分(1日計8便運行)
  • 定員・荷物:約45名・約45個
  • 利用料金(一般賃):大人500円 / 小児250円
  • 利用料金(往復券):大人800円 / 小児400円(バス車内でのみ現金販売)

集中する観光客に対応する交通手段として期待

「HANDS FREE BUS」について、次の3つがポイントして挙げられています。

  1. 大型手荷物をバス車内に預けて、宿泊施設や主要駅に快適に移動可能
  2. 座席に必ず座れる
  3. 往復券を利用すればお得に移動可能

京都の交通手段として選ばれやすい「京都市バス」には観光客が集中しており運転士数が不足していることから、京都市交通局は、このままでは現行の路線・ダイヤの維持が困難と判断し、非常事態宣言を発出しました。

京都市交通局は人手不足解消のための取り組みを進めるとする一方で、集中する観光客に対応できる交通手段がより一層求められる状況となっています。特に多くの観光客の来訪が予想される紅葉シーズンにおいて、HANDS FREE BUSに注目が集まります。

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<参照>

京都市:令和6年度 秋の観光課題対策(手ぶら観光の推進) ~「手ぶら観光の推進に向けた宿泊施設等巡回バス導入実証事業」の実施~

京都市交通局:市バス運転士不足 非常事態宣言

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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