観光庁は、2024年8月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。8月の延べ宿泊者数は6,611万人泊で、前年同月比2.7%増となりました。
外国人宿泊者数は前月から189万人泊減の1,281万人泊(前年同月比20.9%増)となっています。
また7月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、中国が1位であることがわかりました。
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【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
8月の延べ宿泊者数は6,611万人泊、外国人は1,281万人泊
観光庁は、2024年8月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。8月の延べ宿泊者数は全体で6,611万人泊で、前月から945万人泊の大きな伸びを記録しましたが、外国人延べ宿泊者数は1,281万人泊で、前月から189万人泊減となっています。
国内の宿泊需要は、夏休み休暇などの影響で伸びたと考えられます。一方外国人宿泊の減少に関しては、台風7号による航空便⽋航等の影響が考えられます。日本政府観光局(JNTO)の訪日外客統計でも、8月は前月と比較して約36万人減少しています。
客室稼働率は全体で63.9%で、前年同月から1.3ポイント高まりましたが、2019年同月比では5.5ポイント低い結果となりました。
最も稼働率が高かったのはビジネスホテルで、74.8%となっています。
7月の国籍別延べ宿泊者数、引き続き中国が1位
また、7月の国籍別延べ宿泊者数も発表されました。国籍別では、6月に引き続き中国が1位となっています。上位5か国は中国、台湾、韓国、米国、香港の順となり、前月6月と比較して韓国、米国の順位が入れ替わりました。
当月の訪日外客統計の数値を見ると、韓国の訪日客数は70.3万人から75.8万人に伸長しているのに対し、米国の訪日客数は29.6万人から25.1万人に減少しています。韓国の宿泊日数が大きく増えたり米国の宿泊日数が大きく減ったりしたわけではなく、単に訪日需要の差によるものといえそうです。

<参照>
観光庁:宿泊旅行統計調査
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