日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(以下、IIBC)は、おもてなしの意思表示マークを活用した実証実験「I'm Omotenable! プロジェクト」を2024年10月に実施します。
本プロジェクトはインバウンド需要が高まる中で、訪日外国人観光客へのおもてなしの輪を広げることを目的としています。
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言葉が話せず困っている訪日外国人とマッチングする実証実験
IIBCでは毎年10月19日を「TOEICの日」と制定し、英語に触れ、楽しさを感じてもらえるような機会を創出すべく、施策を実施しています。昨年は、「TOEICの日」オリジナルソングのYouTube配信や、手のひらサイズの問題集・単語集の発売などを行いました。
2024年は訪日外国人観光客が集まる団体などと連携し、実証実験「I'm Omotenable! プロジェクト」を実施します。
本プロジェクトでは、「日本語が話せず、困りごとを抱えた訪日外国人観光客」と、事業者に限らず「英語に自信はないが積極的におもてなしに携わりたい人々」を街中でマッチングすることで、持続可能な観光地域づくりの一助を担っていくことを目指しています。
Omotenable(オモテナブル)とは、「おもてなし」+「できる」+「サステナブル」を組み合わせた造語で、おもてなしの気持ちが連鎖してほしいという思いから、本プロジェクトのために作成されました。
「英語は苦手だけど、おもてなししたい」人をサポート
今回の企画の背景には、街中に訪日外国人が増加している中で、英語に苦手意識はあるが訪日外国人をおもてなししたいと思っている人が多いことがあります。
IIBCが行った調査では、「英語を話す機会がない」「自信がない」などの理由から70.2%が「英語が苦手」と回答しており、英語に対して苦手意識を感じている人が多いことがうかがえます。
一方で、「訪日外国人観光客に楽しんでもらいたい」「日本の魅力を感じてもらいたい」といった理由から、77.6%が「訪日外国人観光客をおもてなししたい」と思っていることが明らかになりました。
そのため本プロジェクトでは、そういった人に対して、まずTOEIC Bridge® Listening & Reading Testsを受験してもらい、自身の英語力を把握してもらいます。受験後、訪日外国人観光客へのおもてなしの意思表示である「オモテナブルマーク」を着用して街に出ることによって、訪日外国人観光客が話しかけやすい状況をつくり、両者のマッチングを促進します。
このプロジェクトは、10月中旬ごろに訪日外国人観光客が訪れる都内近辺の観光エリアで行われる予定です。
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<参照>
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
- TOEIC® Programを実施するIIBCがおもてなし意思表示マークの実証実験「I'm Omotenable! プロジェクト」を開始
-
10月19日「TOEICの日」に、英語に触れて英語を楽しむ企画を実施
【6/11開催】欧米豪インバウンドに刺さる!“地域にどっぷり浸かる”ローカルイマーシブ観光とは?
本ウェビナーでは、株式会社movと株式会社大阪メトロ アドエラの共催により、欧米豪向けインバウンドをターゲットとした「ローカルイマーシブ “地域にどっぷり浸かる没入体験”の提供」をテーマに最新情報をお届けします。
2025年大阪・関西万博の開催を契機に、欧米豪を中心とした訪日外国人観光客が関西を中心に日本全国に訪れる機会が急増しています。
一方で、地域の受け入れ側には「英語対応が難しい」「どう関わればいいかわからない」「コンテンツや訴求方法がわからない」「対応できる人材がいない」といった課題も多く、せっかく外国人観光客が訪れても、地元に経済的な波及効果が十分届いていないのが現状です。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
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→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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