観光庁は11月21日、国連世界観光機関(UN Tourism)の「ベストツーリズムビレッジ」において、日本から新たに2地域が認定されたことを公表しました。
今回認定されたのは山形県西川町(にしかわまち)と鹿児島県天城町(あまぎちょう)で、日本で認定されているベストツーリズムビレッジは合計8地域となりました。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
ベストツーリズムビレッジとは
ベストツーリズムビレッジ(BTV)は2021年から始まったUN Tourismのプロジェクトで、SDGs(持続可能な開発目標)に沿って観光を通じた自然や文化遺産の保全などを行い、持続可能な観光地域づくりに取り組む地域を認定するものです。
ベストツーリズムビレッジに認定されると、UN Tourism指定のロゴマークを使用できるほか、国際的なベストツーリズムビレッジネットワークに参加し、認定地域同士での知見や経験の共有ができるなど、地域の観光地としての認知度や魅力度の向上につながります。
関連記事:2023年「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」 日本からは美瑛町・白川村など4地域選出(UNWTO)
山形県西川町と鹿児島県天城町の2地域が認定
「ベストツーリズムビレッジ2024」では、260以上の地域からの応募があり、その中の55地域が認定され、日本からは山形県西川町と鹿児島県天城町が認定されました。
山形県西川町では、信仰の拠点とされる「岩根沢三山神社」などの文化資源や、夏スキー・登山・冬のスキーも楽しめる「月山」などの自然を観光資源として活かしています。
鹿児島県天城町も「千間海岸」など自然が豊かな地域であることに加え、自然と共に暮らす文化や地域住民の生活を活かした観光振興を行っています。
なお、UN Tourism等から技術的助言等の支援を受けられる「アップグレードプログラム」においては、新潟県山古志村(やまこしむら)と福井県白山(しらやま)地区が選ばれたということです。
関連記事:「農泊×インバウンド」今後の取り組みとは?【「農泊モデル地域創出支援事業」選定発表会レポート】
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
国土交通省 観光庁:「ベストツーリズムビレッジ」に新たに2地域が選ばれました! ~山形県西川町(にしかわまち)、鹿児島県天城町(あまぎちょう)が認定~
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!