集客とマーケティングの違いは?売上アップにつながる効果的な3つの方法を解説

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「集客」と「マーケティング」は似ているワードのため、違いを理解していない方も多いでしょう。正確に言うと、集客はマーケティングの一部の手法です。適切な戦略を取り入れることで、観光客の興味を引き、購買意欲の向上が期待できます。

この記事では、集客とマーケティングの違いを分かりやすく解説し、売上アップを実現するための具体的な集客方法をご紹介します。

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集客とマーケティングの違いとは

集客やマーケティングはそれぞれ異なる領域を指し、行うべき施策も役割も異なります。それぞれの定義や違いを詳しく解説していきます。

集客とは

集客とは商品やサービスを購入してもらう顧客を集めることです。

顧客とひと口に言っても、以下のようにさまざまな客層が存在します。

  • 新規顧客:はじめて利用してくれた顧客
  • リピーター客:何度も利用してファンとなっている顧客
  • 潜在顧客:まだ存在すら知らない顧客
  • 見込み客:これから商品やサービスを買ってくれそうな顧客
  • 休眠顧客:いつからか店舗に来なくなった顧客

集客においてもっとも重要なことは、どの層をターゲットとして選定し、どのようにアプローチするかを検討し実施することです。

マーケティングとは

マーケティングとは、ひと言でいうと「売れる仕組みを作ること」です。

まず、商品やサービスを開発するときに、誰に向けたものかターゲットを定め、そのターゲットに対して商品やサービスを開発し、性能や価格、サービスの内容まで最適化します。

集客もマーケティングのひとつといえます。どのような利益やメリットを提供できるのか、ターゲットに合わせた媒体を用いて訴求し、ローンチしたあとも、ユーザーとの関係を維持し、バリエーションや改良版の開発などをすることも必要です。

マーケティングにも、デジタルマーケティングやウェブマーケティング、コンテンツマーケティングSNSマーケティングなど、さまざまな手法があります。

集客に重要な「ブランディング」とは

マーケティングと合わせて重要なのがブランディングです。ブランディングとは名称やロゴ、サービスの強みなどを用いて、商品やサービス共通イメージを持たせる手法です。

ユーザーの中に軸となるブランドのイメージが存在していれば、商品を購入するまでの購買行動において大きなアドバンテージを確保できます。

また、競合する同種のサービスや商品に対して優位性を確保できているかも重要な要素です。

そのため、集客力はマーケティングとブランディングが機能した時に最大化するとされています。

売上アップのための集客・マーケティング施策の進め方

実際に顧客に来店してもらうためには、集客力の向上が欠かせません。ここではその具体的な施策と進め方をご紹介します。

ターゲット顧客とゴールを設定する

そもそも集客とは「固定客の量産」であるとされています。継続的に店舗を利用して売り上げを維持してくれる固定客がいなければ安定的な経営は不可能です。

まずは、どのような人々をターゲットとするのかを検討します。学生なのか社会人なのか、男性なのか女性なのかなど、どのような人を対象とするかで取り組む施策は大きく異なっていきます。

ターゲットとなる顧客が固定客となってくれるような難易度の高い目標は長期的な計画のゴールとし、そこに至るまでに短期目標で実現可能なものに細分化して設定する必要があります。

マーケティングリサーチを行う

マーケティングリサーチでは、ターゲット顧客の理解や市場への理解はとても大切です。

ターゲット顧客がどのようなものを求めているのか、都道府県や地域ごとのライフスタイル・世帯年収の違い、市場ではどのようなものが流行しているかなどを把握することが売り上げにつながりやすくなります。

例えば、同じ30代をターゲットに設定していても、10年前と今の30代ではニーズが異なります。

常にどのようなニーズが求められているかを調査するためにマーケティングリサーチは有効な手段で、インタビューを合わせて行うとより効果的です。

PDCAサイクルで確実な集客を

PDCAは「P(Plan)=計画」「D(Do)=実行」「C(Check)=評価」「A(Action)=改善」の頭文字をとったもので、この一連の流れを繰り返すことで商品やサービスの品質改善や集客力の向上を効率化できるといわれています。

商品販売を開始した直後からデータ収集と分析を行うことで、「どのような時に売れる」「どんな場所で売れるのか」「どんなところを改善すべきか」などを知ることができます。

改善した商品やサービスを再展開したあと、同様のプロセスを繰り返してサービスや商品の改善につながるサイクルを回し、最適化していくことで集客力を向上させていくことが可能です。

売上アップにつながる集客のための5つの施策

PDCAサイクルを回して改善を繰り返しても、商品やサービスが消費者の目に触れなければ効果は発揮されません。

改善したものを再度リリースしても、それを広めて顧客を集める仕組みが必要です。こうした場面で役立つ施策についてご紹介します。

1. SNSによる顧客とのコミュニケーション

SNSはさまざまな種類があり、それぞれの特徴を生かして情報を発信することで、集客や販促チャネルの拡大を狙うことが可能です。

看板や広告などは一方通行な媒体ですが、SNSはユーザーとの双方向でのやり取りができます。ユーザーとの良好なコミュニケーションがとれることもSNSの大きな利点といえます。

一般的に広告と比べて低コストで運用できるうえ、SNS上での自然な拡散を通じて、広告では届きにくい顧客にもアプローチできる点が魅力です。

2. ローカルSEO(MEO)で上位表示

ローカルSEOMEO:Map Engine Optimization)は、Googleで「地名+〇〇」とお店の名前や業種を検索した時に地図と共に上位表示される仕組みのことを指します。

その他の検索結果よりもページの上部に表示されることもあり、ユーザーからの認知度向上が期待できます。

表示順位には距離・知名度・関連性が影響しますが、距離に関しては検索する人の位置によって変化するため、知名度と関連性に関する情報を充実させることが有効な手段になります。

ローカルSEOMEO)を行うには「Google ビジネスプロフィール」への登録が必須です。Googleビジネスプロフィールで自社情報を入力し、ユーザーが検索した時に自社が検索結果にヒットするように関連性を持たせるようにしましょう。

関連記事:Googleビジネスプロフィールとは?インバウンド客を集客する方法やメリット、注意点など

3. LINE公式アカウントの開設

LINEは世代を問わずに幅広く使用されているSNSでパーソナルな側面を持っています。

トークルームで一対一のリアルタイムなコミュニケーションを取ることが可能で、飲食店や美容院など予約が必要な業種では来店につながるツールとして活用できます。

SNS全般に言えますが、準備にかかるコストが少なく、印刷などの手間が不要なため手軽に運用可能す。

また、突発的な企画やキャンペーンを開催でき、消費者に店舗をアピールできます。クーポンの配信などもできるため、セットでアピールすればチラシ以上の宣伝効果が見込めるのも魅力のひとつです。

4. Web広告を配信する

Web広告とは、外部メディアや検索結果にテキスト、動画、バナーなどを表示して顧客を集める手法です。

検索エンジンで上位表示させるリスティング広告や、SNSなどで広告を配信すれば、顕在顧客や特定のターゲット層に直接リーチすることができます。

費用や掲載メディアは種類によって異なるため、自社の商品やサービスに最も適したものを選ぶことが重要です。

関連記事:ペイドメディアとは?広告の種類、効果的な活用方法について解説

5. メールマガジンを配信する

メールマガジンは、過去の顧客や見込み客に向けて、定期的にメールを配信して情報を届ける施策です。

ブランドの最新情報や商品に関するストーリーを共有したり、限定セールやクーポン情報を配信したりすることで、顧客との接点を維持し、リピーターの獲得や購買意欲の向上に役立ちます。

顧客セグメントごとに内容をカスタマイズし、開封率やクリック率を最大化するために試行錯誤することがポイントです。

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集客はマーケティングのひとつ

集客力の向上のためにはマーケティングとブランディングの両面で施策を行う必要があります。

店舗のある地域や、業種、ターゲットとする顧客によって状況はさまざまなので、集客に関わるマーケティングにおいてもマッチする広告媒体やSNSの種類は異なりますし、ブランディングの方向性も変わってきます。

自店にとってどのような施策が最適なのか、データを収集しつつ、分析と改善を繰り返すPDCAサイクルを用いた集客力の向上が必要です。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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