アクティビティ・現地ツアー予約サイト「KKday」を運営する株式会社KKDAY JAPANは、サントリー株式会社と連携し、大阪・関西万博を契機としたインバウンド向けの食文化体験コンテンツの提供を開始しました。
関連記事:東京都が海外向けに「食の魅力」発信、フードジャーナリストや世界のトップシェフを招請
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
KKday、サントリー商品と相性の良い「日本の食」体験を提供
KKDAY JAPANは、「KKday」上に特設ページを公開し、サントリーの主要商品「ザ・プレミアム・モルツ」「角瓶」「翠(SUI)」「 ROKU〈六〉」と相性の良い「日本の食」を楽しめる、大阪市内の飲食店を紹介しています。
ビールやウイスキー、ジンなど多彩なラインナップを持つサントリー商品の背景や楽しみ方、フードペアリングなどを紹介することで、訪日前の期待感を醸成します。
さらに台湾や香港、韓国、タイ・シンガポールなど、同社が強みを持つアジア市場向けに多言語プロモーションを展開し、Web広告やSNS、インフルエンサー活用などにより、訪日前の関心喚起と送客を図ります。

取り組みの背景
インバウンド需要の急速な拡大に伴い、「日本ならではの食や文化を、体験を通じて深く知りたい」というニーズが高まっています。
KKdayの予約データによれば、グルメカテゴリーの予約件数は前年同期比で45%以上増加し、「居酒屋 体験」や「地元ビール」、「日本酒 試飲」といったキーワード検索も前年同期比で40%増と大幅に伸長しています。
これを受けて同社では「食を通じた体験価値」に注目し、さまざまな取り組みを実施してきました。2024年10月からレストラン検索・予約サービス「食べログ」と業務提携し、旅マエの情報収集から現地での予約や体験まで一貫して提供できる体制を整備してきたといいます。
食べログとの連携でスムーズな予約体験へ
この事業でも「食べログ」とのシステム連携を行っており、これによりジャンル別に分類された飲食体験ページから対象店舗の予約ページにシームレスにリンクでき、旅マエと旅ナカのいずれでもスムーズな予約体験を提供できるとしています。
同社では今後、今回の取り組みを通じて得られるインバウンドの嗜好や行動インサイトをもとに、東京や北海道、九州、中部をはじめ日本全国への展開を視野に入れているということです。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
KKday(ケーケーデイ):KKday、サントリーと連携し訪日外国人旅行者に向けて“日本の食文化体験”を提供開始
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!