マスターカード(Mastercard)は5月16日、旅行経済における消費動向に関する最新レポート「Travel trends 2025」を発表しました。
同レポートは、マスターカードが保有する匿名化・集計済みの取引データに加え、外部のデータソースも活用した独自分析によるものです。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
夏の注目旅行先、日本の都市がトップ1・2を独占
2025年6月〜9月の夏期旅行における「世界の注目旅行先ランキング」では、東京都が1位、大阪府が2位となり、日本が2年連続で上位を独占しました。
また、13位には福岡市がランクインしています。
日本以外の注目の旅行先では、美しいビーチや海岸線、活気あふれるナイトライフなどによって注目度が急上昇した、ベトナムのニャチャンが新たにランキングに入っています。
食・自然・ウェルネスなどの「体験」を重視する傾向に
アジア太平洋地域全体の傾向として、観光地巡りなどと比べ、食や自然、ウェルネスなどの体験を重視しています。
例えば、美食の街として、名物料理バビ・グリン(豚の丸焼き)で知られるインドネシア・バリ島のギャニャールや、2024年に44か国からの観光客がレストランを訪れたニュージーランドのクイーンズタウンが人気です。
また、Mastercard Economics Instituteの「ウェルネストレンド指数(WTI)」によると、タイは、自然とつながるエコロッジ(持続可能性に配慮した宿泊施設)や、心を整える瞑想リトリートといったリラクゼーション体験ができる国として注目されています。
加えて、全豪オープンテニスやロサンゼルスで開催された野球のワールドシリーズのような大規模イベントも旅行需要を後押ししています。
特に、大谷翔平選手がワールドシリーズに出場した期間は、日本の旅行者による支出が91%増加したということです。
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<参照>
Mastercard:Mastercard Economics Institute、2025年の旅行動向を発表:日本が2年連続で夏の人気旅行先上位を独占
【7/9開催】消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント
2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
これだけ市場が大きく、経済インパクトのある中国インバウンド。 いま多くの企業が「中国向けに本格的な戦略を立てるべきではないか?」と検討を始めています。
しかし中国では、Googleをはじめとする多くのサービスに規制があり、中国現地のSNSや地図サービスを活用するなど、独自のカスタマイズされた対策が必要です。
本セミナーでは、インバウンド戦略の基本を押さえた上で、「中国市場の最新動向」と「具体的な対策」について、わかりやすく解説します。
<本セミナーのポイント>
- インバウンド戦略の基本が学べる!
- 中国インバウンド市場の規模と最新トレンドがわかる!
- 中国特有のSNS・地図アプリを踏まえた対応策を学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント【7/9開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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