難しい市場ではない!?訪日インド市場を“近づける”ヒントと共通点

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

前回の記事では、訪日インド人旅行者の目的・行動パターン・情報収集チャネルをタイプ別に整理し、インド人旅行者の解像度を上げる=ターゲット理解の重要性をお伝えしました。今回は更にDeepDiveし「なぜインド人は日本を訪れるのか?」「どんな体験に価値を感じているのか?」など、“インサイト”の部分に迫っていきます。さらに、インド市場を“特別な、難しい市場”ではなく、“他市場との共通点を持つ、アプローチ可能な市場”として捉え直す視点もご紹介いたします。

東南アジア市場(タイインドネシアなど)との共通点に注目し、インド市場向け訪日プロモーションのヒントを探ります。

最後に、こうしたインサイトや共通点を踏まえて「どうアクションにつなげるか?」についても、方向性案をお話させて頂きます。

文/大瀧直文(BRANDit Japan)

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

第4章:インド人旅行者インサイト/東南アジア市場との共通点とは?インド人旅行者のタイプ別インサイト

訪日インド人旅行者を効果的に呼び込むためには、「なぜ彼らが日本を訪れるのか?」「どんな体験に価値を感じているのか?」という視点から、旅行タイプごとの“インサイト”を理解することが重要です。以下に、代表的な旅行者タイプごとに、日本への期待や感動ポイントを整理しました。

1. 富裕層ファミリー・三世代旅行者

特徴・行動傾向:

インド富裕層ファミリーは、家族全員での上質な文化体験を求めています。高級ホテルやプライベートツアー、伝統文化体験を好み、特に三世代での旅行が主流です。全員が安心して過ごせる環境や食事(ベジタリアン)への配慮、多言語対応のガイドが求められます。

また、Marriott Internationalの報告によれば、インドの高所得者層は、料理体験や高級宿泊施設を優先しており、ラグジュアリーな旅行体験への需要が高まっています。

(参照 - India's New High Net Worth Travelers – India Report)

2. ミレニアル&Z世代旅行者

特徴・行動傾向:

SNS映えするスポットやグルメ、アニメゲーム文化に興味を持つミレニアル&Z世代の旅行者は、無料Wi-Fiキャッシュレス決済英語対応の案内など、利便性も重視します。

Amadeusの「Travel Dream」レポートによると、インドの旅行者の約50%が、旅行先の選定にSNSインフルエンサーの影響を受けていると報告されています。

(参照 - How Travel Influencers Are Shaping the Way India Travels)

3. ハネムーン&カップル旅行者

特徴・行動傾向:

桜や紅葉など季節限定の自然美、リゾートホテル、プライベートディナーなどロマンチックな演出を求めるカップル旅行者は、特別プランや記念写真を重視します。

Skyscannerの報告によれば、インドの旅行者にとってビデオゲームが旅への憧れを掻き立てる大きな要因として浮上しているといい、文化的な体験や共有できる冒険を重視し、伝統的な観光から専門的な・情熱に基づいた旅行へとシフトしています。

(参照 - Travelling levels up with gaming-inspired getaways)

4. アドベンチャー&スリル体験探求者

特徴・行動傾向:

富士登山、スキー、アミューズメント施設など、自然と一体になれる体験を好む層は、安全対策と多言語のガイド、アクセスの良さが行動に影響します。

Expedia Indiaによれば、インドの旅行者の約半数が、旅行先の選定においてアクティビティの有無を重視しており、目的地よりも体験を重視する傾向が強まっています。

(参照 - Travel Trend: Indian Travelers Make Decisions Based on Activities Over Destination)

実は多い!?東南アジア市場との共通点

続いて、インド市場を“特別な、難しい市場”ではなく、“他市場との共通点を持つ、アプローチ可能な市場”として見るため、心理的ハードルを下げるための視点をご紹介します。

インド市場は「人口の多さ」「距離が遠い」「多様性」などの点から「非常に難しい市場」と感じられている方が未だに大多数かと思います。

この続きから読める内容

  • 1. 宗教的配慮や食文化の対応
  • 2. メディアタッチポイント
  • 3. 旅行スタイルの共通性
  • 第5章:インサイト・共通点を踏まえて、取るべき今後のアクション、対応策の方向性は?
  • 今後のアクションアイディア
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

大瀧直文

大瀧直文

BRANDit Japan・カントリーマネージャー

日本、海外の広告業界で18年の実績を持ち、オンオフ統合メディアキャンペーン、インフルエンサーマーケティング、クリエイティブ制作、イベント、TV番組制作などの現場実績を持つ。
5年間のインド駐在を経てインドにおける観光マーケティングに精通。JNTOデリー事務所をクライアントとし、「Japanブランド」のブランド戦略、メディアキャンペーンの実行、ブランドリフト調査、セールスレップ活動、イベントプロデュースなどを牽引。その他日系企業のメディアキャンペーン、クリエイティブ制作など多数プロデュース。

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに