エクスペディア・グループは、2026年の旅行トレンド「Unpack ’26」を発表しました。
2026年版「今年の注目旅行先」として沖縄が2位にランクインしたほか、今後注目される旅行スタイルとして、地域ならではのスポーツを楽しむ「スポーツ観戦の旅」や歴史的建造物をリノベーションしたホテルに泊まる「リノベ宿ステイ」などが紹介されました。
なお、このレポートは、エクスペディアとホテルズドットコムを含むエクスペディア・グループ内のデータに加え、日本を含む世界18地域における2万4,000名の旅行者を対象としたグローバル調査結果に基づいています。
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訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)2026年版「今年の注目旅行先」 沖縄が2位にランクイン
本レポートでは、2026年版「今年の注目旅行先」が発表され、沖縄が2位にランクインしました。このランキングは、エクスペディアのサイト・アプリでの2024年と2025年の検索件数を比較し、検索数が増加した旅行先をまとめたものです。
沖縄は、旅行者に魅力的な体験を提供しつつ、観光が地域に過度な負担をかけないよう配慮している旅行先を評価する、エクスペディアの「スマート・トラベル・ヘルスチェック」にも認定されています。

2026年の旅行トレンドを発表
加えて、レポート内では「2026年の旅行トレンド」が紹介されました。
1.地域ならではのスポーツを楽しむ「スポーツ観戦の旅」
2026年は、数多くの国際的なスポーツイベントが開催される年となる一方で、地域ならではのスポーツ文化に触れる「ローカルスポーツ観戦旅行」が新たなトレンドとして注目を集めると予想されています。
実際に、世界の旅行者の57%が「旅行中にその地域特有のスポーツを観戦したい」と回答しています。特にZ世代およびミレニアル世代ではその傾向が顕著で、68%が日本の相撲やタイのムエタイなど、地域に根付いたスポーツ観戦を希望していることがわかりました。
さらに、「エクスペディアがおすすめする『スポーツ観戦の旅』10選」の中では、日本の相撲がその代表例として取り上げられています。

2.歴史的建造物をリノベーションしたホテルに泊まる「リノベ宿ステイ」
世界的に、歴史的建造物を活かしながら最新の設備を取り入れて再生したホテルを選ぶ旅行者が増加しており、「リノベ宿ステイ」が新たな宿泊トレンドとして注目を集めています。
その魅力は、快適な滞在環境を享受しながら、建物に刻まれた歴史や地域の文化を感じられる点にあります。
また、「ホテルズドットコムがおすすめする『リノベ宿ステイ』ができるホテル10選」の中では、京都の「ザ ホテル青龍 京都清水」が代表的な宿泊施設として紹介されています。

3.1つの旅行先で複数のホテルに宿泊する「ホテルホッピング」
世界の旅行者の半数以上(54%)が「1つの旅行で複数のホテルに宿泊したい」と回答しており、「ホテルホッピング」が新たな旅行トレンドとして注目されています。
ホテルホッピングを選ぶ理由としては、「さまざまなエリアを観光するため」(50%)や「よりお得な価格で宿泊するため」(35%)といった声が多く寄せられています。
また、「どのような旅行で複数のホテルに宿泊することを検討するか」という質問では、「都会での滞在」(53%)や「リゾート島での滞在」(48%)が上位に挙がりました。
「ホテルホッピングにおすすめの旅行先とホテル」では、東京の「茶室 ryokan asakusa」や「ホテルインディゴ東京渋谷 by IHG」が紹介されています。

4.テレビ番組や映画から旅行先を選ぶ「ロケ地巡り旅2026」
世界の旅行者の半数以上(53%)が「過去1年間でロケ地巡り旅への関心が高まった」と回答しており、「ロケ地巡り旅」は引き続き人気の旅行スタイルとして定着しつつあります。
なかでも、Z世代・ミレニアル世代の81%が「映画やテレビ番組で見たロケ地をもとに旅行を計画している」と回答しており、コンテンツが旅先選びに強い影響を与えていることが明らかになっています。
また、旅行先を決める際の影響要因としては、「SNS(49%)」「動画配信サービスの番組や映画(40%)」が多く挙げられています。
具体的な旅行先としては、イギリスのヨークシャー、イタリアのトスカーナなどが挙げられています。

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