英調査会社、2026年の消費者トレンドを分析 「心の安らぎ」や「自分らしさ」が鍵に

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英国の市場調査会社ユーロモニターインターナショナルは11月5日、2026年版「世界の消費者トレンド」を発表しました。

発表では、「コンフォートゾーン」や「自分らしさの追求」、「次世代ウェルネス」を含む4つのキーワードが挙げられました。

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ユーロモニター、2026年版「世界の消費者トレンド」発表

英国ロンドンに本社を置くグローバル市場調査会社ユーロモニターインターナショナルは、2026年版「世界の消費者トレンド」として、4つのトレンドを発表しました。

1. コンフォートゾーン

世界の消費者の58%が、「日常的に中程度から深刻なストレスを感じている」と回答しており、現代社会の不安やストレスから、心の安らぎや自分の価値観に沿ったバランスの取れた生活を求める傾向が強まっています。

また、生活をシンプルにして、安心感や快適さを重視する動きが拡大。商品についても、自然由来の商品やリラックス効果のある香り・食材、スマート家電など、癒しや快適さにつながるものが注目されています。

2. 自分らしさの追求

「ありのまま」や「本物らしさ」を重視する傾向が消費者の間で広がり、「自分らしさを最優先する」という価値観が、消費行動に大きな影響を与えています。

実際に、消費者の47%が他者と差別化されることを好み、50%が自分専用にカスタマイズされた商品・サービスを求めていることがわかりました。

また、政治的・社会的に関心のある消費者のうち30%は、自分の価値観に合った問題を支持するブランドから商品を購入しています。

3. 次世代ウェルネス

消費者は、日常的な健康管理方法や美容などにおいて、病院で使われるような高い技術を取り入れた商品を求めるようになってきています。

実際に、49%の消費者が「科学的に処方されたプレミアム美容製品に対し、10%以上の追加料金を支払う意思がある」と回答しています。

また、業界関係者の62%がウェルネスの流行やセルフケアへの関心が、今後5年間で自分たちの業界に大きな影響を与えると回答しました。

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4.アジア発の新潮流

近年、東アジアの影響力が世界に拡大しています。なかでも中国ブランドは、海外展開の成功や顧客エンゲージメントの高さなどによって、消費者の認識が変化しつつあります。

実際に、2024年の世界EC小売業者トップ5のうち4社が中国発、または中国に本拠地を置く企業でした。また消費者においても、3人に2人が「自分と異なる文化を体験することが重要」と回答しています。

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<参照>

Euromonitor International:癒し・自己表現・次世代ウェルネスが時代を牽引―ユーロモニター、2026年世界消費者トレンドを発表

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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