これだけは知っておくべき訪日シンガポール人 3つのポイント

    • 訪日シンガポール人の約75%がリピーター
    • ハイシーズンは12月、日本の冬を楽しむ
    • シンガポール人の12人に1人は訪日経験あり

シンガポールに関連するインバウンド年表

1966年日本とシンガポール共和国の国交が樹立
2006年JNTOシンガポール事務所が開設
2016年外交樹立50周年を記念し、シンガポール政府観光局日本支局(STB)と日本政府観光局(JNTO)が観光交流促進に関する協定を締結
2019年訪日シンガポール人数が史上最多となる49万人を達成

シンガポール基本データ

人口約564万人
面積約720平方キロメートル
首都シンガポール
宗教仏教,キリスト教、イスラム教、道教、ヒンズー教など
公用語英語,中国語,マレー語、タミル語
時差UTC+8(-1時間)
通貨シンガポール・ドル
名目GDP約3,611億米ドル
経済成長率3.1%
一人当たりGDP約62,721米ドル
平均月収3,423.78米ドル
ビッグマック指数(経済力)4.38米ドル

(参照)THE WORLD BANK Population, total、United Nations National Accounts - Analysis of Main Aggregates (AMA)、外務省 国・地域基礎データ、Numbeo Rankings by Country of Average Monthly Net Salary(After Tax)(Salaries And Financing)、The Economist The Big Mac index

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シンガポール市場の訪日旅行(インバウンド)データ

訪日外客数推移(2014年~2019年):訪日シンガポール人は何人来ているのか

ここ6年間、訪日シンガポール人観光客数は伸び続けており、2014年においては227,962人だった訪日シンガポール人観光客数は、2019年には約2.2倍となる492,252人を記録しています。

月別訪日外客数:訪日シンガポール人に人気なのは何月?

ここ6年間、訪日シンガポール人が最も増加するのは12月です。最も減少するのは8月であるため、冬季が最も人気であることが分かります。シンガポール人にとって「日本の冬」は魅力的であり、クリスマスや年末年始の休暇を日本で過ごすシンガポール人が増えているようです。

インバウンド消費額推移(2014年~2019年):シンガポール市場全体の規模は?

ここ6年間、訪日シンガポール人のインバウンド消費額は伸び続けており、2014年においては355億円だった訪日シンガポール人のインバウンド消費額は、2018年には約2.4倍となる855億円を記録しています。

一人当たりインバウンド消費額推移(2014年~2019年):訪日シンガポール人は1人いくら使う?

訪日シンガポール人の一人当たりインバウンド消費額は2015年の187,383円をピークに落ち込みを見せており、2016年に163,210円を記録した後、2019年には173,669円まで回復しています。

旅行支出内訳:訪日シンガポール人には何を買い、消費している?

訪日シンガポール人の支出において、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で、63,463円でした。2番目に大きな割合を占めたのは飲食費で、43,167円でした。宿泊と飲食への支出が大きく、買物よりは旅行そのものに重点を置いていることが分かります。

人気のお土産ものランキング:訪日シンガポール人は何をお土産に買っていく?

費目購入率購入者単価
1位化粧品・香水81.9%52,142円
2位菓子類76.6%9,639円
3位医薬品50.8%21,760円
4位衣類38.5%28,512円
5位その他食料品・飲料・たばこ37.1%10,440円
6位靴・かばん・革製品25%49,810円
7位健康グッズ・トイレタリー22.2%20,203円
8位電気製品(デジタルカメラ/PC/家電等)14.7%33,110円

(参照)観光庁 訪日外国人消費動向調査 2019年より

訪日シンガポール人に最も人気のある品目は「菓子類」で、一人あたり平均10,696円分購入されています。購入率順に並べると、「菓子類」を筆頭に、「衣類」「その他食料品・飲料・たばこ」「化粧品・香水」「靴・かばん・革製品」の順で続いています。

買い物場所ランキング:訪日シンガポール人はどこで買い物をしている?

買い物場所購入率
1位コンビニエンスストア70%
2位百貨店・デパート64.1%
3位空港の免税店58.8%

訪日シンガポール人に最も人気の買い物場所は「コンビニエンスストア」で、70%が買い物をしました。続けて「百貨店・デパート(64.1%)」と「空港の免税店(58.8%)」がランキング上位に入っています。免税店を利用する傾向も大きいようです。

年齢・性別構成比:訪日シンガポール人で最も多い属性は?

訪日シンガポール人の55.1%が男性、44.9%が女性です。また、男性で最も多い年齢層は30〜39歳で全体の18.3%を占め、女性で最も多い年齢層は20〜29歳で全体の12.4%を占めます。

滞在日数:訪日シンガポール人は何日間訪日旅行する?

訪日シンガポール人の滞在日数は、観光・レジャー目的の場合の場合、7〜90日間が最多です。また業務目的の場合、4〜6日間が最多です。

訪日経験:訪日シンガポール人は初訪日・リピーターどちらが多い?

2019年の訪日シンガポール人は、初来日が24.53%、リピーターが75.47%でした。

旅行形態:訪日シンガポール人は団体旅行と個別旅行どちらが多い?

訪日シンガポール人の旅行形態は、観光・レジャー目的の場合と業務目的の場合、どちらも個別手配が最多です。観光・レジャー目的では団体ツアーも6.0%を占めており、観光・レジャー目的で訪日するシンガポール人の一部には団体ツアーを使う人も見られます。しかし、全体的に個別手配が多く団体ツアーはあまり使われていないようです。

日本の観光情報の収集:訪日シンガポール人の訪日旅行の情報手段は?

訪日シンガポール人が旅マエに情報収集をする際、最も役に立ったのは「口コミサイト(36.4%)」でした。合わせて「SNS(20.0%)」「動画サイト(19.7%)」と続いています。また、旅ナカで最も役に立った情報は「交通手段(58.9%)」でした。合わせて「無料Wi-Fi(34.1%)」「観光施設(32.6%)」と続いています。

シンガポール市場のアウトバウンド(海外旅行)データ

シンガポール人の海外旅行者数の推移(2012年〜2018年):シンガポール人の海外旅行需要は?

ここ7年間、シンガポール人の海外旅行者数は伸び続けており、2012年には805万人だった海外旅行者数は、2018年には約1.3倍となる1,038万人を記録しています。

シンガポールで人気の海外観光地ランキング:訪日旅行の競合となる国は?

国名過去五年間で最多の外客数
1位マレーシア13,932,967人(2016年)
2位インドネシア1,624,058人(2015年)
3位タイ1,032,647人(2017年)
4位中国971,400人(2014年)
5位香港567,325人(2014年)

シンガポール人に人気の海外旅行先は、マレーシア、インドネシア、タイ、中国、香港と、全てアジア諸国となっています。マレーシア、インドネシア、タイは距離が近いため、交通費が安いことが人気の理由となっており、マレーシアには陸路で訪れることもできます。2016年には1,393万人のシンガポール人がマレーシアを訪れました。なお、日本は第8位でした。

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