インバウンドにとって、日本国内の交通インフラはとてもわかりづらいものであるといわれています。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングによりリリースされた「外国人観光客の首都圏交通インフラ利用調査結果」では、直近1年以内に観光目的に来日した韓国、台湾、アメリカからの訪日外国人観光客を対象に、訪日観光時の交通利用実態、利用度満足度などに関して行ったインターネット調査の結果がまとめられています。
「JRの項目別満足度」に着目すると、「速さ」「正確さ」「安全性」に関する訪日外国人観光客の満足度と比べ、「快適さ」「わかりやすさ」に関する満足度が、相対的に低いことがわかります。
ここからわかることは、訪日外国人観光客は、日本の交通インフラに対して、「快適だがわかりにくい」との印象を抱いているということです。
このような問題の解決策として、いまインバウンド業界で注目されているのが、NAVITIMEが提供するインバウンド向けアプリNAVITIME for Japan Travelです。
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NAVITIME for Japan Travelとは?
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](https://navitimejapan.com/) NAVITIME for Japan Travel アプリアイコン[/caption]
NAVITIME for Japan Travelとは、NAVITIMEが提供するインバウンド向け観光案内スマートフォンアプリです。
対応OSは、iPhone iOS6.1以上、Android Android OS 4.0以上。iTunes App Store、またはGoogle Playよりダウンロードできます。
今回ご紹介しているNAVITIME for Japan Travel。一体どのような特徴があるのでしょうか?
出発地から目的地までをトータルサポート!GPS音声ナビ、鉄道運行情報、路線図、無料Wi-Fiスポット検索など多彩な機能を搭載
NAVITIME for Japan Travelの主な特徴は、
- トータルナビ・・・様々な移動手段を組み合わせて、出発地から目的地までの最適なルートの検索が可能。また遅延情報などもお知らせ。
- 路線図からの乗換検索・・・駅名含めすべて英訳された鉄道路線図※1から、乗換ルートの検索が可能
- GPSを利用した現在地確認・・・GPS機能搭載により訪日外国人観光客の現在地からのルート表示が可能。GPS音声ナビも搭載
- 約400万件のスポット検索・・・全国400万件の飲食店、各種施設などの検索が可能
- 観光スポット情報・・・東京近郊のインバウンドに人気の有名観光スポットを写真とテキスト付で紹介
- スポット・ルートの履歴/お気に入り・・・訪日外国人観光客は検索したルートやスポットの保存が可能
- オフラインでの無料Wi-Fiスポット検索・・・インターネット接続がない場合でも無料Wi-Fiスポットの検索が可能
の6つ。出発地から目的地まで、電車・空港バス・徒歩など複数の移動手段を組み合わせたルート検索機能の他、GPS音声ナビ、鉄道運行情報、路線図、オフラインでの無料Wi-Fiスポット検索などの機能を搭載し、インバウンドの日本国内周遊をサポートします。
新機能も追加!インバウンド向け防災情報やJR提供のJAPAN RAIL PASSに対応したルート検索も可能に
2017年1月16日より、NAVITIME for Japan Travelでは、NAVITIMEの運営する他サービスと併せて「避難場所」データを11万件から13万件に拡充しました。
日本で災害が発生した場合、訪日外国人観光客はどのように行動すればよいかわからずストレスを感じてしまうことも多々。NAVITIME for Japan Travelを利用することで、訪日外国人観光客は災害発生時に避難場所だけにとどまらず、施設の収容人数や面積、体育館や集会室など建物の構造などの情報も手に入れることができます。
また、JRグループ6社が共同で提供するインバウンド向け観光周遊パス「JAPAN RAIL PASS」に対応したルート検索も可能に。これにより、訪日外国人観光客は、ルート検索時に「JAPAN RAIL PASS」で利用できるJRの新幹線・列車と東京モノレールを優先したルートを検索することができるようになりました。
<関連記事>
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[料金]$7.99から 7日間と30日間用に分けて提供
インバウンド向け観光案内スマートフォンアプリNAVITIME for Japan Travelの料金は7日間用と30日間用に分かれています。
7日間の場合、$7.99(日本円で800円ほど)、30日間の場合、$16.99(日本円で1,700円ほど)となっています。
まとめ:多岐にわたる機能でインバウンド旅行をサポート!豊富な情報量で迷わず訪日旅行を楽しめる?
NAVITIMEは、インバウンド向け観光案内スマートフォンアプリNAVITIME for Japan Travelを提供しています。
料金は7日間の場合、$7.99、30日間の場合、$16.99となっており、出発地から目的地まで、電車・空港バス・徒歩など複数の移動手段を組み合わせたルート検索機能や、GPS音声ナビ、鉄道運行情報、路線図、オフラインでの無料Wi-Fiスポット検索などの多岐にわたる機能でインバウンドの旅行をサポートしています。
他の観光案内サービスが無料のものが大半を占める中、総合ナビゲーションサービスを手掛けるNAVITIMEは、自社の持つ豊富な情報量を有効活用し、料金制ながら他サービスと一線を画すインバウンド向けサービスを提供しています。
<参照>
- INTERNET Watch:ナビタイム、「避難場所」データを拡充、災害種別から避難場所の検索が可能に
- Travel Vision:NAVITIMEトラベル、英語版を開始、観光プラン提案も
- NAVITIME プレスリリース:訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ『NAVITIME for Japan Travel』 「JAPAN RAIL PASS」に対応したルート検索が可能に
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アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年10月前編】中国の大型連休「国慶節」8日に終了、2025年も日本人気が続く ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に10月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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