ビジネスホテル・リゾートホテルはどうやってfliggyをインバウンドに活用すべきなのか?
Booking.comは、1996年にオランダで創業されたOTA(オンライントラベルエージェント)です。 日本語対応のサイトは2005年に開設されており、外資系OTAの運営する日本語ウェブサイトとしては、最も長い歴史を持っています。
ユーザーはBooking.comを通じて、国内外のホテルや航空券などを予約できます。また、ユーザーは宿泊したホテルなどに口コミを投稿することもでき、他ユーザーが宿泊地を決定する際の参考になります。Booking.comは、世界最大数の宿泊施設を提供しており、227 の国と地域にある 14万7,000以上の旅行先に登録されているリスティング(掲載室数)は2,800万室以上となっています。(2019年4月時点)
世界中で多くの人々に利用されていることから、Booking.comに情報を掲載することで、ビジネスホテル・リゾートホテルはより多くの人に施設の情報を伝えることができ、集客に生かすことができます。 ビジネスホテル・リゾートホテルはどのようにトリップアドバイザーを活用しているのか、以下で事例を解説します。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >アートディレクター・増田セバスチャン氏とコラボした宿泊施設「KAWAII Japanese Room - Addicted to TOKYO」のBooking.com活用事例
2019年10月、Booking.comは、世界に誇る日本のポップカルチャー「カワイイ文化」の第一人者として活躍するアートディレクターである増田セバスチャン氏が監修する「KAWAII Japanese Room - Addicted to TOKYO」を公開しました。
この施設は、アパートメントホテル「MIMARU東京 赤坂」の一室を改装しており、11月13日-14日、11月14日-15日、11月15日-16日の3泊分限定で公開されました。 予約は10月29日の日本時間午後7時より一斉に予約受付が開始され、3泊分のうち1泊ずつ、計3組が早い者勝ちで宿泊権を獲得しました。
客室内は、日本のハレ文化を参考に「日常の中の非日常」を表現したという増田セバスチャン氏ならではの感性で、和空間でありながら和柄をモチーフにした柄だけでなく、アニマル柄や「TOKYO」という文字の柄を全ての面に張り巡らせたインパクト抜群の部屋となっています。
ピンク色の畳の上にあるクマの置物は増田氏のアイコンの1つで、今回は折り紙で作ったかのような独創的なクマの表面がそれぞれ違う柄で彩られており、カワイイながらもちょっとエッジの効いた「東京のモード感」を象徴するようなカワイイが体験できます。また、宿泊者には限定の浴衣も提供されると発表されています。
日本の「サステナビリティへの取り組み」を実施しているパートナー施設のBooking.com活用事例
2021年9月Booking.comは、サステナブルに旅行する方法を公開しました。 Booking.comが2021年にオンラインで実施した、30ヶ国にわたる29,000名以上の旅行者とパートナー施設を対象に実施した2021年度版の「サステナブル・トラベル」に関する調査では、世界の旅行者の48%は「旅先でサステナブルな取り組みを実施することは難しい」と感じていることが判明しています。
しかし、決して難しく考える必要はなく、日常生活の中に取り入れているサステナブルな取り組みを旅先で行うだけでも、サステナブル・トラベルへの第一歩といえると公表しています。 具体的な施策としては、タオルを再利用し、毎日のリネン交換は不要と伝える、宿泊施設でもゴミを分別する、節水を心がける、普段使っているシャンプーを小さいボトルに詰め替えて持参し、アメニティは持ち帰るの4つを掲げています。こうした施策を宿泊者が実行することで、よりサステナブルに宿泊できるとしています。 また同時に、宿泊施設に向けて、どのような取り組みをすればよりサステナブルになるかといった情報発信をしています。
Booking.comはパートナー施設へ向けて様々な情報を発信しているPartner Hubで、食品廃棄物の削減や、エネルギー消費量の削減などに向けて宿泊施設が行える具体的な取り組みを発信しています。
例えば、プラスチックの消費量を減らすには、アメニティには個包装の代わりに詰め替え可能なボトルを使用する、プラスチック製のストローの代わりに金属製または竹製のストローを用意するなどの施策が掲げられています、他にも水の消費量を減らすためには、宿泊者が水の使用量を意識し節水を心掛けるように、スマートシャワーや、節水シャワーヘッドを設置するなどの施策を提案しています。
ビジネスホテルやリゾートホテルは、こうした施策をとることで、サステナブルな取り組みをしているとの印象を宿泊者に与えることができます。 実際に、先述した2021年度版の「サステナブル・トラベル」に関する調査では、日本の旅行者の82%が「旅行において、サステナビリティが非常に重要だ」と回答し、サステナブル・トラベルへの意識の高まりが見受けられました。今後もサステナブルへの意識は高まっていくことが予想されます。
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