アニメ・マンガはどうやってfliggyをインバウンドに活用すべきなのか？
Fliggy（フリギー）は、2014年に創業した中国の大手IT企業アリババグループのオンライン旅行プラットフォームです。 Fliggyでは、中国国内、国外を移動するための航空券や鉄道のチケットなどの交通手段の検索・予約に加え、宿泊施設、レストランなどの旅行先で利用する施設予約ができます。2021年9月現在、Fliggyを中国国内で利用している人の数は約2.7億人おり、サイト上には60万軒の宿泊施設と8,000軒以上の観光施設が掲載されています。 さらに、Fliggyが提携している航空・チケット代理店は400社以上です。旅行先でのパッケージツアーやオプショナルツアーを探して予約することもできるため、Fliggyを利用すれば包括的に旅程を決めることができます。Fliggyは旅行に関する幅広い情報を網羅しており、観光客をターゲットにした販売を目指すメーカーにとっても、活用のチャンスがあります。
ユーザーの多いFliggyに商品の情報を掲載すれば認知度アップや購買の増加につながります。この記事では、Fliggyを利用してマンガやアニメに関する観光促進を集客をおこなっている事例を紹介します。
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▲大洗パークホテル：fliggy公式サイトより
マンガやアニメに関する訪日外国人観光客誘致の例として、人気アニメ「ガールズアンドパンツァー」ゆかりの地を巡るいわゆる「聖地巡礼」が挙げられます。
「ガールズアンドパンツァー」は中国でも認知度のあるマンガ・アニメで、日本を訪れて作品にゆかりのある場所に行きたいと考える人もいます。「ガールズアンドパンツァー」は、茨城県大洗町を舞台にしており、作品の舞台を訪れるために大洗を訪問する人にホテルのことを知ってもらうため、大洗パークホテルでは、中国国内でユーザーの多いFliggyに情報掲載を行っています。海外でもマンガやアニメの人気が高まっているため、日本を訪れる人の中には「聖地巡礼」を目的としている人もいます。 いわゆる「聖地」にあたる場所の近隣にあるホテルやレストランなどの施設は、多くの中国人ユーザーを抱えているFliggyへの掲載を行うことで、同業他社への差別化につながります。
大洗パークホテルはFliggy内のページで、ホテルの基本的な情報に加え、たくさんの写真を掲載することで、海外からのお客様でも安心して予約ができるような構成を意識しています。
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