最近、訪日外国人旅行者に関する「爆買い」やら「マナー」やら、何かと話題になっていますが、実際に訪日外国人は増加しているようです。みずほ総合研究所がこのほど行った訪日外国人の増加の要因分析によると、実は、国によって日本を訪れる人が多くなっている理由がそれぞれ全く異なっているようなのです。
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中国はビザ緩和
海の向こうのお隣の中国では、「ビザの緩和」が主要因だそうで、ビジネス以外の訪日旅行が解禁されたのは、2000年9月から。
それでもはじめは団体旅行のみに制限されていたのだそうで、個人旅行が認められたのは2009年の7月からとのことです。また中国の場合は、尖閣諸島問題といった両国間の関係や政治的な要因も旅行者数の増減に大きく影響するようです。
アメリカや香港、台湾、円安や原油価格下落
他方、アメリカや香港、台湾からの訪日旅行者増加は、為替の円安や原油価格の下落が大きな要因になっているようです。
韓国は為替
韓国からの旅行者増は、純粋に為替の影響だそう。ところが、タイからの旅行者は為替の影響はほとんどなく、国内所得の増加やビザ免除が大きな影響を与えているとのことです。
2016年は、中国からの訪日者は原油価格の下落の影響を考慮しないベースでさらに14%、その他の調査対象15国合計でも10%程度、訪日外国人が増加するものと予測されています。
各国によって日本を訪れたい理由はそれぞれ違うようですが、いずれにしろ、日本を十二分に堪能し、楽しんで帰っていただきたいものですね。
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