【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
もうすぐ年間訪日外客数2000万人!
日本政府観光局(JNTO)は1月19日、2015年1月から12月の間に日本を訪れた外国人観光客の人数が昨年の1341万4000人を600万人強上回る1,973万7千人だったことを発表しました。
国ごとの訪問者数では、首位が爆買いなどで有名な中国で499万3800人、続いて韓国が400万2100人、そして台湾の3677万7100人となり、特に中国は前年比107.3%と2倍強の伸びを見せています。
他を伸び率で見てみると、首位は前述のとおり中国107.3%、2位が香港の64.6%、続いて3位がベトナムの49.2%と、いずれも近隣アジアの国々からの観光客が増加しています。
主な要因としては、クルーズ船の寄港増加、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がりによる航空運賃の低下、これまでの継続的な訪日旅行プロモーションによる訪日旅行需要の拡大などがあげられます。
14年4月からの消費税アップをはじめとした苦しい経済状況の日本にとって、訪日観光客の「インバウンド消費」がとても注目されています。
インバウンド消費の総額はなんと3.5兆円弱!
一方、観光庁が発表した「訪日外国人消費動向調査」によると、訪日外国人の消費総額も、昨年の2兆278億円から71.5%増加の3兆4771億円に上ることが分かりました。
1人当たり訪日外国人旅行消費額は、前年比16.5%増の17万6,168円に増加でこちらも過去最高。国籍・地域別では、中国が対前年比2倍を超える1兆4,174億円(前年約5600億円)で、総額の約4割を占めた他、台湾、韓国、香港、米国も対前年比で大きく数字を伸ばしました。
中でも目を引いたのは、項目別に見た旅行消費額で、昨年に引き続き「買い物代」が前年の35.2%から伸び、41.8%を占めます。これは中国からの訪日外国人による爆買いがいまだ続いていることを示しています。
その他、宿泊費、飲食費は買い物代に圧迫され減少傾向、交通費はほぼ横ばい、娯楽サービス費が2.3%から3.0%へ微増でした。
まとめ
2015年のインバウンド消費は、訪日外国人旅行者数の増加と、一人当たり旅行消費額の増加が同時に起こり、市場が急拡大していることが確認できました。
しかしながら、2015年の10-12月期については旅行消費額が、対前年四半期比では増加しているものの、前四半期対比では落ち込んでいます。
飛躍的な伸びであった4-6月・7-9月期の反動という見方や、季節要因によるもの、といった見方をすることもできますが、足元の経済環境の不透明さが影響しているという考え方もできます。
ソーシャルゲームなどもそうでしたが、急成長する市場はいずれも、いつかは成長が穏やかになります。
現在の急上昇に浮かれず、その穏やかになった時に備えて、常日頃から統計データを追うこと、そしてそのデータを元としたマーケティングを実施することは重要です。2016年から2020年は更にしっかりとしたマーケティングが必要になってくるかもしれません。
【7/23開催】育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは
本セミナーでは、インバウンド観光における地方誘客や地域消費拡大の鍵として、「ローカルガイド」の可能性に焦点を当てます。
観光地では今なお、多言語で地域の歴史や文化を伝えられるガイドが不足しており、「訪日外国人の受け入れ体制が十分とはいえない」と感じている自治体も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、地域に根ざした人々が観光客を案内する「ローカルガイド」です。
2018年の法改正により、国家資格がなくても有償でガイドができるようになり、地域住民や移住者など、さまざまな人がローカルガイドとして活躍できる時代となりました
誰もがガイドになれる今だからこそ、地域の魅力を正しく伝え、訪日外国人に満足してもらえるガイド人材がこれまで以上に重要になっています。質の高いローカルガイドを増やせば、インバウンドの消費を促進し、地域経済への波及効果も大きく期待できます。
本セミナーでは、株式会社羅針盤と株式会社movが共催し、インバウンドを地域でどう受け入れ、地域の魅力をどう伝えるか。そのために欠かせないローカルガイドを増やすための具体的な打ち手や、現場での実践例を詳しくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- いま注目のローカルガイドについて学べる!
- 地域としてインバウンドをどのように受け入れられるのかがわかる!
- インバウンドの満足度や消費を高めるための地域の魅力の伝え方について学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

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